注目のスタートアップ

モデル予測制御(MPC)×機械学習による最適制御AI「Smart MPC」を手がける「Proxima Technology」が9,000万円調達

company

2023年8月10日、株式会社Proxima Technologyは、9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Proxima Technologyは、機械学習・最適化・制御・3次元データ解析など、さまざまな分野において数理的なアルゴリズムの社会実装を目指しています。

また、モデル予測制御(MPC:Model Predictive Control)と機械学習を組み合わせた最適制御AI「Smart MPC」を開発し、新たな制御ソリューションの提供に注力しています。

「Smart MPC」はすでに、空調機制御、ロボットの制御、冷却塔インバーターの制御、クレーンの制御などで適用されています。

今回の資金は、「Smart MPC」の開発体制の強化や適用先の拡大、確率的「Smart MPC」の新技術の開発などに充当する予定です。


モデル予測制御とは、制御周期ごとに未来の応答を予測しながら最適化を行う制御手法です。

複雑なプロセスでより高性能な制御を実現するために生まれた制御方法であり、主に石油精製や化学プロセスなどのプロセス制御の領域で活用されてきました。近年は、ハードウェアやソフトウェアの進化により、自動車・航空機・産業機械・EMS(エネルギーマネジメントシステム)など、さまざまな領域での活用が広がっています。

Proxima Technologyの「Smart MPC」は、モデル予測制御と機械学習を組み合わせた制御アルゴリズムです。従来のモデル予測制御はモデリングが難しいという課題があったのですが、それを機械学習というデータドリブンな方法で解決し、より幅広く身近な領域で活用できる存在にすることを目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Model Predictive Control MPC Smart MPC アルゴリズム データ解析 モデル ロボット 予測 予測制御 制御 最適化 株式会社 機械学習 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

セントラル・キッチン・サービス「ロカルメオーダー」提供の「スパイスコード」が2億円調達
2021年2月8日、スパイスコード株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セントラル・キッチン・サービス「ロカルメオーダー」を提供しています。 自社ブランドの食品を、簡単、スピ…
マーケティングSaaS「MicoCloud」を提供する「Micoworks」が6億円調達
2022年9月30日、Micoworks株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2022年2月9日に約12億円の資金調達を発表しています。 LINE公式アカウント立ち…
AIメンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」を提供する「Awarefy」が4億円調達
2024年12月11日、株式会社Awarefyは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Awarefyは、AIメンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」を提供しています。 認知行動療法…
自動配送ロボットを開発する「LOMBY」が資金調達
2022年6月22日、LOMBY株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ドローン産業に特化したベンチャーキャピタルであるDRONE FUNDです。 LOMBYは、自動配送ロボット…
中途採用のスキルチェックテストサービスを開発する「Mierba」が5,000万円調達
2022年12月14日、株式会社Mierbaは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Mierbaは、中途採用のスキルチェックテストサービスを開発しています。 中途採用において、…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集