注目のスタートアップ

大規模言語モデル(LLM)のビジネス実装を推進する「Deepreneur」が資金調達

company

2023年7月31日、株式会社Deepreneurは、資金調達を実施したことを発表しました。

Deepreneurは、最新のディープラーニング技術を活用したAI・システムの開発や、ChatGPTなどの生成AIの導入支援を手がける、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップです。

他のAI技術に大規模言語モデル(LLM)を組み込んだ形でのビジネス実装などを推進しています。


近年、OpenAI社のAIチャットボットChatGPTのベースとなっているGPTシリーズなど、大規模言語モデル(LLM)が世界的に注目されています。

LLMとは、従来の言語モデルよりも大規模なパラメーターを持つディープラーニングモデルのことであり、幅広いタスクの処理を行えることを特徴としています。

たとえば、ChatGPTは、自然な文章による質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなどさまざまなことを、自然な文章のやり取りで行うことができるAIチャットボットです。

これまでもAIはさまざまなタスクを自動化したり効率化したりしてくれましたが、特定の動作をするAIの構築やその命令のためには、プログラミングの知識を必要としました。

しかしChatGPTなど大規模言語モデルを搭載したAIサービスは、私たちが普段利用する文章でAIにやってほしいことを命令できるため、AI活用を民主化するものであるともいえます。

したがって、LLMやLLMを搭載したサービスは、ビジネスの可能性を大幅に広げるものとして期待されており、すでにさまざまな領域でLLMを組み込んだサービスの提供が進められています。

AIは、ビジネスの世界においてはこれまで非効率的だった業務を大幅に効率化するなど、大きな革新をもたらしています。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI ChatGPT Deepreneur LLM ディープラーニング 大規模言語モデル 技術 東京大学 株式会社 生成AI 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

三井物産の新会社「ドットミー」が「博報堂」から資金調達
2022年11月24日、株式会社ドットミーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社博報堂です。 また、博報堂および三井物産株式会社と3社で業務提携契約を締結しています。 ドットミ…
レトルトパック製造サービス「惚レトルト」を提供する「目利氣358」に「だいしん創業支援2号ファンド」が投資を実行
2023年8月16日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、「おおさか創業2号投資事業有限責任組合」(だいしん創業支援2号ファンド)より、目利氣358株式会社に投資を実行したことを発表しました。…
知識・スキル・経験など得意を売買できるスキル・マーケット運営の「ココナラ」が「セブン-イレブン」で料金支払い可能に
2020年12月22日、株式会社ココナラは、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが展開する全国の「セブン-イレブン」21,038店において「ココナラ」の料金の支払いが可能となったことを発表しました。 コ…
リモートワーク環境整備プラットフォーム「リモートHQ」提供の「HQ」が2億円調達
2022年4月6日、株式会社HQは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HQは、社員ごとに最適なリモートワーク環境の構築を実現できる福利厚生サービス「リモートHQ」を提供しています。…
訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開する「WAmazing」に「ちゅうぎんインフィニティファンド2号」が出資
2023年7月7日、株式会社中国銀行は、投資専門子会社である株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズが運営する「ちゅうぎんインフィニティファンド2号」を通じ、WAmazing株式会社に出資したことを発…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集