創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月1日「中小企業イノベーション創出推進事業費補助金」宇宙分野(民間ロケットの開発・実証)(スペースデブリ低減に必要な技術・実証)

一般社団法人低炭素投資促進機構は、令和4年度補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業費補助金」における、宇宙分野(民間ロケットの開発・実証)(スペースデブリ低減に必要な技術・実証)の補助事業者の公募を開始したことを発表しました。
経済産業省の中小企業イノベーション創出推進事業を実施するため、経済産業省が中小企業イノベーション創出推進基金を造成し、当該基金を活用して、革新的な研究開発を行う中小企業(「スタートアップ等」)による研究開発を促進し、その成果を国主導の下で円滑に社会実装し、我が国のイノベーション創出を促進するための制度(「SBIR(Small Business Innovation Research)制度」)において、スタートアップ等が社会実装に繋げるための大規模技術実証(フェーズ3)を実施し、我が国におけるスタートアップ等の有する先端技術の社会実装の促進を図ることを目的とします。
事業内容(宇宙分野)
・民間ロケットの開発・実証
・スペースデブリ低減に必要な技術開発・実証
公募期間
2023年7月28日(金)~2023年9月5日(火)正午
2010年における世界の宇宙ビジネス市場規模は約27兆円でしたが、2019年には約40兆円にまで成長しました。今後、2040年代には市場規模が100兆円以上に達すると予測されています。この成長の一因は、超小型衛星の開発が進んだことにあります。
従来の中大型人工衛星は、数百キログラムから数トンの重量がありましたが、現在は1キログラムから数十キログラムの小型の人工衛星が実現されています。小型化により、打ち上げコストの低減やロケットの小型化・低コスト化などのメリットが生まれています。このため、世界の人工衛星の打ち上げ数は増加しており、2011年に129機だった打ち上げ数は、2021年には1,809機に達しています。
小型衛星を利用した衛星サービスは、広範囲かつインターネット環境のない場所のデータを取得できるというメリットがあり、データ活用が重要なテーマとなるであろう時代において、爆発的な成長が見込まれています。
日本においても、衛星の打ち上げを低コスト化するための民間ロケットの開発が進められています。現状、日本において衛星を打ち上げるのは、海外の打ち上げサービスを利用しているため、国産の打ち上げサービスが求められています。
また、こうした人工衛星の増加によりスペースデブリ問題が大きくなってきています。
スペースデブリとは、軌道上に残った、使用済みの衛星や故障した衛星、打ち上げたロケットの上段、爆発・衝突によって発生した破片などのいわゆる宇宙のゴミのことです。
スペースデブリは非常に速く移動しているため、宇宙機や人工衛星と衝突すると大きな被害を引き起こす可能性があります。
そのため、スペースデブリを低減・除去するための技術や仕組みが求められています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。
また、「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | スペースデブリ スペースデブリ低減に必要な技術・実証 ロケット 中小企業イノベーション創出推進事業費補助金 助成金 宇宙 宇宙ビジネス 民間ロケットの開発・実証 補助金 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
「IT導入補助金2025」のご案内です。 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補…
2023年6月26日、中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の3次募集の開始を発表しました。 コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたイン…
2025年1月27日、農林水産省は、令和7年度「スマート農業技術活用促進総合対策のうち農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討」の公募について発表しました。 ロボット技術により自動走行する農業機…
公益財団法人東京観光財団は「展示会国際化支援助成」について発表しました。 財団が東京都内で開催される展示会への海外からの参加者を増やすための取り組みに係る経費の一部を助成します。 助成額 助成率:展示…
「団体連携型DX人材育成推進事業助成金」のご案内です。 組合等が組合員等を対象に実施するDX人材の育成に関する講習会に対して、当該事業実施に要する経費の一部を助成します。 助成金 1講習会あたり上限2…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…