創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年7月27日スマートホームサービス「SpaceCore」を提供する「アクセルラボ」が3.9億円調達

2023年7月26日、株式会社アクセルラボは、3億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、石田克史氏(ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社:代表取締役会長兼社長 CEO)です。
シリーズAで25.5億円の資金調達を実施しており、シリーズBでの調達額を合わせて約38.2億円の資金調達を実施しています。また、今回の資金調達によりシリーズBはクローズとなります。
アクセルラボは、スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」を提供しています。
ホームIoT機器の連携・自動化・遠隔操作を実現するスマートホーム機能、物件のオーナーと居住者との契約などを効率化するリレーション機能、家の掃除や料理代行など地域に関する生活サービスを利用できる生活サービス機能を備えています。
また、2022年9月からは、IoTエンジンを他社サービスに提供する「alie+(アリープラス)」事業を開始しています。
IoTエンジンなどのソフトウェアの開発・提供だけでなく、各種IoTデバイスの調達や、導入時の設置・工事など、IoT導入企業やユーザーへのテクニカルサポートを自社で行い、IoTをワンストップで提供している点を特徴としています。
今回の資金は、新機能の開発、IoTデバイスの安定供給を目的としたデバイスの調達、ユーザーサポート体制の拡充、採用拡大に充当します。
IoT(モノのインターネット)とは、インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することで、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。
IoTを活用することで、データの取得・分析や遠隔制御が可能となり、従来は不可能だったサービスの提供や、サービス・業務の高度化を実現できます。
IoTはすでにさまざまな領域で活用されており、たとえば、製造業ではアナログ計器の遠隔監視、不動産では鍵のデジタルでの管理(スマートロック)、小売業ではセンサーを活用した在庫管理や導線解析、住宅ではさまざまな家電を一元管理するスマートホームなどで活用されています。
昨今企業では、事業や業務の変革のため、デジタル化とデータ活用が推し進められており、IoTは「現場」が関係する領域において必要不可欠な技術・システムとしてさらに普及していくと考えられます。
こうしたなかアクセルラボは、スマートホーム領域で培ったIoTの知見を活かし、他社サービスや事業者向けにIoT技術を提供する「alie+」を展開しています。
デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、IoTなどのテクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
また、大規模なシステム導入の際には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | API IoT IoTデバイス SpaceCore アクセルラボ エンジン サービス システム スマートホーム 不動産 住宅 株式会社 生活 資金調達 開発 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年10月31日、株式会社H2オーケストレーターは、公認会計士 久禮義継事務所において、「ストップ・ザ・廃業」サービスを開始することを発表しました。 「ストップ・ザ・廃業」は、事業の継続が難しい…
2022年5月10日、株式会社絵本ナビは、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 絵本ナビは、絵本の情報・通販サイト「絵本ナビ」を運営しています。 100社を超える出版社の絵本の画像・…
2023年4月28日、株式会社イノカは、株式会社リバネスと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 イノカは、任意の海洋環境をモデル化し、ラボでの環境解析を可能にする独自の技術コンセプト「環境移送…
2025年5月27日、株式会社New Innovationsは、総額約11億6000万円の資金調達を発表しました。 New Innovationsは、飲食業界向けの調理ロボットを開発・提供しています。…
2022年9月28日、株式会社ラブレターは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、応援広告マッチングプラットフォーム「推しダム」をリリースしたことも併せて発表しています。 「推…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

