注目のスタートアップ

「神戸アリーナプロジェクト」を運営する「One Bright KOBE」が「朝日放送グループ」から資金調達

company

2023年7月11日、株式会社One Bright KOBEは、朝日放送グループホールディングス株式会社と同社グループである株式会社ベスティへの第三者割当増資を実施し、今後コンテンツパートナーとしてコンテンツの共同開発で連携することを発表しました。

神戸市が公募した新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業として、株式会社スマートバリューと株式会社NTTドコモが手を組み、アリーナの開発企画をNTT都市開発株式会社が担う、3社企業コンソーシアムによる民設民営のアリーナプロジェクト「神戸アリーナプロジェクト」が2022年12月から始動しています。

One Bright KOBEは、スマートバリューとNTTドコモが出資する企業として、「神戸アリーナ(仮称)」の運営を担っています。

ベスティは、スポーツコンテンツの企画・制作の強みを持っており、神戸アリーナ開業後にホームアリーナとなる「西宮ストークス」(バスケットボール)のオフィシャルパートナーとして支援を行っています。

朝日放送グループは、コンテンツパートナーとして参画し、グループのリソースを最大限活用して神戸アリーナにおけるコンテンツ開発を行います。


アリーナとは、競技場・劇場などとしての利用を目的とし、傾斜のある階段状の客席に囲まれた施設のことです。

ほかの多目的な施設としては、スタジアム(ドーム)やホールなどがありますが、日本では収容人数の多さで分類されています。数万人規模をスタジアムクラス(ドームクラス)、定員数千人規模をホールクラスと呼び、アリーナは定員1万人~2万人となっています。

海外では、スタジアムやアリーナなどのスポーツ施設は複合型の施設として展開されていることが多く、競技場でありながら、公園・レストラン・ホテル・ショッピングモールなどが併設されており、近隣に住む人びとが日常的に利用できる施設として街の活性化の中心的な存在となっています。

日本では、こうしたスタジアム・アリーナを最大限に活用し、地域活性化につなげるため、2016年にスポーツ庁と経済産業省が「スタジアム・アリーナ推進官民連携協議会」を立ち上げています。

その後、成長戦略(未来投資戦略2017)で、スタジアム・アリーナを2025年までに20か所整備することなどが目標として掲げられるなど、スタジアム・アリーナプロジェクトが全国的に推進されています。

「神戸アリーナ」は、メリケンパークやハーバーランドなど神戸を代表とするスポットがあるウォーターフロントエリアに位置するアリーナです。阪神・淡路大震災から30年の節目(2025年4月)に開業することを予定しています。

開業後はB.LEAGUE(プロバスケットボールリーグ)に所属する「西宮ストークス」の本拠地としてホームゲームが行われるほか、音楽コンサート、スポーツイベント、MICEなど多様なイベントに対応可能な施設として運営することを予定しています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ NTTドコモ One Bright KOBE アリーナ エンターテインメント コンテンツパートナー スポーツ スマートバリュー バスケットボール ベスティ 施設 朝日放送グループホールディングス 株式会社 神戸 神戸アリーナ 神戸アリーナプロジェクト 神戸市 複合型施設 西宮ストークス 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

障害者への療育事業と就労支援事業を展開する「Gotoschool」が累計1億円調達
2022年12月27日、株式会社Gotoschoolは、累計1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、東京都渋谷区に東京都内2校舎目となる代官山校を開設したことも発表しています。 Goto…
アートコミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」運営の「The Chain Museum」が資金調達 「TBSホールディングス」と資本・業務提携
2022年7月20日、株式会社The Chain Museumは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先はTBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合です。また、資金調達にあわせ、TBS…
NFTやDappの開発を通じNFTコンテンツエコシステムの構築を目指す「synschismo」が1,500万円調達
2022年5月10日、synschismo株式会社は、1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 synschismoは、NFTやDapp(分散型アプリケーション)の開発を通じNFTコンテ…
飲食提供事業者向け食物アレルギー対応ITサービスを提供する「CAN EAT」が5000万円調達
2024年8月15日、株式会社CAN EATは、約5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、一般財団法人KIBOWが運営する「KIBOW社会投資ファンド3号」です。 CAN EA…
ペット飼育家庭の住宅需要獲得のための住宅業界向けパッケージサービス「PAWs SCRIPT」が提供開始
2022年1月11日、ペットライフスタイル株式会社は、「PAWs SCRIPT(パウスク)」の提供を開始したことを発表しました。 「PAWs SCRIPT」は、集客+対応スキル+付加価値の高い提案とい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集