無料でカンタンに自作の名刺を作る方法&おすすめテンプレート・作成ツール12選

創業手帳

オリジナル名刺を作ろう!

(2020/04/07更新)

名刺は、初めてあった人への「第一印象」を強め、自分の名前や事業を覚えてもらいやすくなる大切なものです。特に起業したばかりの頃は、出来るだけお金をかけず、自分に合ったより良い名刺を作成したいですよね。
ここでは、自分で名刺を作成する方法と、無料で利用できる便利な名刺作成ツールをご紹介します。

営業において名刺は重要な道具です。ビジネスでは名刺交換が行われますが、そのあと、名刺の管理・活用はできているでしょうか?創業期はそこまで気が回らず、機会を損失しているかもしれません。会社の生産性を上げることをテーマとした創業手帳の別冊総務手帳(無料)では、名刺管理について詳しく解説しています。また、名刺管理に役立つツールも紹介していますので、チェックしてみてください。

無料で名刺を作ってみよう

無料でオリジナル名刺を作る方法は主に以下の3つです。

  • Wordで作る
  • 無料テンプレートを使う
  • 名刺作成ツールを使う

それぞれ順番にみていきましょう。

名刺作成方法1. Wordで作る

シンプルな名刺を作るなら、Wordでも十分対応できます。

まずは名刺用紙を用意しましょう。
名刺用紙とは、用紙に細かいミシン目が入っていて、簡単に名刺サイズに切り離すことが出来る用紙のことです。家電量販店などで購入することができます。

<Wordでの名刺作成手順>※Word2016 を使用した場合
①Microsoft Wordを開く
②[差し込み文書]タブを開き、[差し込み印刷を開始]をクリック
③一覧から[ラベル]を選択
④[ラベル オプション]の[ラベルの製造元]および[製造番号]を一覧から選択して[OK]ボタンをクリック
⑤名刺のフォーマットが作成されるので、左上のマス目内に名刺のコンテンツを作成。

Wordを使えば、文字の入力や画像の挿入も簡単にできます。

また、作成する時には、購入した用紙に合わせて名刺をつくることが大事なポイントです。④にある通り、ラベルオプションで購入した名刺用紙の「製造番号」を入力すると、そのサイズぴったりの枠ができます。

名刺作成方法2. 無料テンプレートを使って作成する

自分でイチから名刺を作成するには、文字位置やデザインなどを考えるべきことがたくさんあります。そんなとき、デザインの参考になるテンプレートサイトが便利です。

無料で使えるテンプレートには様々な形式があります。WordやPower Point、Illustratorなどお持ちのソフトに合うものを選択してください。デザインが完成したら、自分で印刷する、または印刷屋さんに注文をします。

以下に、無料で使用できるテンプレートサイトをご紹介します。

Illustratorなどグラフィック系のソフトウェアを利用するにはスペックの高いパソコンが必要となります。しかし、創業期にはそこまでパソコンにコストをかけられない、という場合があるでしょう。100万部を突破した冊子版の創業手帳(無料)では、パソコン・周辺機器の選び方についてわかりやすく解説しています。また、無料で端末を貸し出してくれるサービスも紹介していますので、用途に合った機材を揃えるのに役立つでしょう。

Microsoft公式


ビジネス用のシンプルな名刺やインパクト重視の名刺などさまざまなテンプレートがあります。ダウンロードしたデータに、テンプレートの使用方法などの、記載があるので参考にしてみてください。

brother(Word形式)


Wordで使用できる名刺テンプレートが20種類あります。高解像度のテンプレートがダウンロードでき、Wordで作ったとは思えないような個性的な名刺を作成することができます。

Pixeden(PSD形式)


個性的で高級感のあるテンプレートを配布しています。ファイルはPSD(Photoshop Data)形式のみなので、Photoshopを利用して作成する必要があります。また、無料テンプレートと同じページにプレミアムと記載があるデータがありますが、それは有料プラン限定なので注意してください。

freepik(PSD形式)


こちらもPSD形式のみテンプレートを配布しているサイトです。現時点で19,000点と、圧倒的なテンプレート数を誇るサイトです。

名刺良品(AI形式)


シンプルなビジネス用から少し変わったスクエア型など、90種類以上のテンプレートを無料でダウンロードできます。ただし、ダウンロードできるのはAI形式のみで、Illustratorを持っていないと使うことができないのでご注意ください。

東京名刺ランド


冠婚葬祭業や運送業、製造業など、業種別にデザインが用意されています。二つ折りカードのテンプレートも全て無料でダウンロードできます。

名刺専科。


名刺のデザインが6つのカテゴリ(シンプル、ナチュラル、カラフル、クール、レトロ、エレガント)に分けられており、利用シーンに沿ったテンプレートをダウンロードすることができます。デザインの種類も豊富です。

名刺作成方法3. 無料名刺作成ツールを使う

名刺テンプレートは自分のパソコンのソフトで作らなければなりません。それに対し、Web上でオリジナル名刺を作成して、そのデータをダウンロードできる「名刺作成ツール」という選択肢もあります。

名刺作成ツールの中には、作成から印刷まで一気通貫できるところもあり、手間がかからず便利です。状況に合わせ、上手に活用してください。

vistaprint(ビスタプリント)


約5000種以上の無料デザインテンプレートから好みのものを選び、編集するだけですぐに完成。自分で作成したデータを入稿することもでき、名刺作成から印刷、配送まで一気通貫で行うことが可能です。

vistaprint(ビスタプリント)の詳細はこちら
1枚の名刺でビジネスを語る スモールビジネスオーナーの成長を後押しするブランディング術

Canva(キャンバ)


世界で1000万人以上の利用者がいる「Canva」。無料の会員登録をすることでテンプレートや写真素材から名刺を作成することができます。テンプレート通りに作成するだけではなく、画像フィルターを使用したり、無料のイラスト素材も多数あるので、オリジナリティ溢れた名刺を作成することができます。また、スマートフォンやiPadからも作成することができるので、手軽に利用することができます。

テンプレートBANK


用紙とデザインを選ぶだけで簡単に名刺を作成することができる「Webアプリ」を使用し、名刺を作成します。328種類のデザインがあるので、ビジネス用や趣味用などさまざまなシーンで使用できる名刺が作成できます。

ラベル屋さん.com


対応しているラベル・カードは600種類以上。インストールや更新が不要な「ラベル屋さん9 Web版」のテンプレートは便利です。しかし、Google Chrome、Microsoft Edge、Safali7以降のブラウザでは利用できないので、ネット接続なしでも利用できる「ラベル屋さん9 ダウンロード版」で名刺を作成してみてください。

my名刺倶楽部Free


無料の名刺作成ソフトをダウンロードすることで16種類のデザインテンプレートから名刺を作成することが出来ます。有料版と機能は変わらないですが、デザインテンプレートが有料版の220種類以上と比べると少なく感じます。QRコードを作成したり、両面印刷も可能です。

作った名刺を印刷するには?

自宅のプリンターでの印刷は必要な時にすぐ印刷できる点で便利です。しかし、印刷の綺麗さや、準備に手間がかからないことから印刷業者に依頼するのもおすすめです。
作った名刺をネット印刷で注文出来る印刷通販会社は、以下のようなところです。

  • プリントパック
  • ラクスル
  • グラフィック
  • 東京カラー印刷
  • プリントネット

印刷部数や用紙、配達までの時間、カラー印刷か白黒印刷かなどで値段は大きく変わります。相場は、名刺100枚で1,000円〜2,000円程度でしょう。

参考:印刷通販会社を徹底比較!おすすめ12社をご紹介

まとめ

ビジネスに欠かすことが出来ない名刺。無料のデザインテンプレートや名刺作成ツールを使用し、出来るだけ安く、自分らしい名刺を作成しましょう。
併せて、コストや質などを比べながら、印刷業者の利用も検討してみましょう。

創業手帳では名刺などの大量印刷は印刷通販をおすすめしています。冊子版の創業手帳では、社内プリンターと印刷通販の使い分けについて詳しく解説しています。また、社内プリンターのメリットと導入についても詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

法人向け名刺管理システムの選び方
名刺管理システムのおすすめは?無料有料サービスを徹底比較!

(執筆:創業手帳編集部)

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