注目のスタートアップ

フリースクールや通信制サポート校を運営する「無花果」が資金調達

company

2023年7月10日、無花果株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

無花果株式会社として通信制サポート校(学習等支援施設)「無花果高等学園」の運営や、教員研修システム開発を手がけるほか、NPO法人無花果としてフリースクール「無花果もえぎ」の運営を行っています。

「無花果高等学園」は、週1日以上の通学とレポート学習により、高校卒業資格が取得できる通信制サポート校(学習等支援施設)です。2022年4月に岡山キャンパス(岡山県岡山市)を、2022年9月に津山キャンパス(岡山県津山市)を開設しています。

「無花果もえぎ」は、小学校1年生から高校3年生を対象としたフリースクールです。子どもが自分たちのペースでやりたいことを見つけ、実現するための場所を提供しています。

さらに、学びの機会を提供しながら受けた相談をもとに適切な機関につなぐソーシャルワークも展開しています。


高等学校には、全日制・定時制・通信制の3つの教育課程があります。

全日制は平日の昼間、定時制は夜間あるいは昼間に登校し、学校で授業を受けます。

一方で通信制は、レポート(課題の添削)、スクーリング(面接指導)、テストによって単位を取得することで高卒資格を取得します。基本的にテレビ・ラジオ・インターネットなどの通信を利用して教育を行うため、毎日の通学を必要とせず、生徒の主体性に任せた学習を進められるという特徴があります。

しかし通信制高校では学習を独自に行う必要があるため、途中で挫折してしまったり、卒業までに時間がかかってしまったりするということが課題となっています。

通信制サポート校は、こうした通信制高校の課題解決を目的としたもので、通信制高校を3年間で卒業できるように、学習面・生活面・精神面などさまざまな角度からサポートを行います。

文部科学省の資料「高等学校通信教育の現状について」(2020年1月)によると、近年、全日制・定時制課程の生徒数は全体として減少傾向にありますが、通信制課程の生徒は全体として増加傾向にあります。

通信制課程は学習・生活の柔軟性が高いことが特徴であり、近年の価値観の多様化に伴い、こうした柔軟性の高い教育を求める学生が増加していると考えられます。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NPO法人 システム開発 フリースクール 学習 学習等支援施設 岡山県 支援 教育 株式会社 無花果 無花果もえぎ 無花果高等学園 資金調達 通信制サポート校
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

APIプリント・プラットフォーム提供「グーフ」が6,000万円調達
2019年11月8日、株式会社グーフは、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 マーケティング・オートメーションや、EC、顧客データベースなど、様々なデータ・リソースとAPI連携し…
IoTプラットフォームを展開する「obniz」が3.5億円調達
2022年8月23日、株式会社obnizは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 obnizは、IoTプラットフォーム「obniz(オブナイズ)」を開発・提供しています。 電…
靴挿入型IoT歩行ナビを手がける「Ashirase」が1.75億円調達
2024年2月28日、株式会社Ashiraseは、総額1億7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ashiraseは、靴挿入型デバイスとiPhoneアプリを用いた、視覚障害者向け歩行ナ…
【国税庁】高騰する原料米価格の影響を受ける酒類業者向け各種支援について
国税庁は、高騰する原料米価格の影響を受ける酒類業者を対象とした各種支援措置の案内や、農林水産省などの関係省庁等が発信する関連情報を掲載しています。 原料米価格の高騰により資金調達が必要な方 日本酒造組…
暗号資産/ブロックチェーン事業や証券取引管理システム事業などを展開する「テコテック」が6億円調達
2022年8月26日、株式会社テコテックは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 テコテックは、暗号資産/ブロックチェーン事業、証券取引管理システム事業、決済認証事業を展開しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集