注目のスタートアップ

AIソフトウェアの開発などを手がける「AVILEN」が「大塚商会」と資本業務提携

company

2023年7月3日、株式会社AVILENは、株式会社大塚商会と、資本業務提携したことを発表しました。

AVILENは、独自開発した技術コアモジュール「AVILEN AI」を活用したAIソフトウェアの開発・実装や、AIドリブンなビルドアップパッケージの提供を行っています。

近年トレンドとなっている生成AIを用いたビジネスも開始しており、ChatGPTビジネス研修や、クライアントの文書DBに基づく自動FAQ SaaSプロダクト「ChatMee」などを展開しています。

大塚商会は、AIによる営業活動支援システムを2017年から本格稼働させ、AIに関する社内人材育成にも積極的に取り組んでいます。社内教育においては、AVILENのビルドアップパッケージを活用しています。

今回の提携により、両社は中長期的な戦略に基づきコラボレーション戦略会議を定期的に開催し、生成AIを踏まえた仕事の未来を思考していきます。第1弾として、AVILENのビルドアップパッケージを、生成AIも含めた品ぞろえとして、大塚商会の顧客向けに共同開発し、大塚商会から提供します。


近年、AI(人工知能)の研究開発が著しく進展し、ビジネスを含むさまざまな領域で活用が進んでいます。

AIは人間が扱うことができる範囲を超えた大量のデータを、スピーディ・高精度・複合的に分析することができます。これにより、これまで人力では不可能だったデータの分析や、業務の高度な自動化・効率化を実現しました。

業務やビジネスにおけるAIの活用は、デジタル化が進められている現在、もっとも重要な施策のひとつとなっています。

さらに、近年はOpenAI社のAIチャットボットであるChatGPTなどの生成AIサービスが高い注目を集めています。

ChatGPTは、人間の問いかけに自然文で答えてくれるチャットボットなのですが、これまでのチャットボットと異なり、高精度で柔軟な回答が行え、さらにテキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなど、幅広いタスクを行ってくれることから各所に大きな衝撃を与えています。

こうした生成AIは今後も高機能化・高精度化に向けたアップデートが進められていくため、どんどんとこなすことができる業務が増えていくと考えられます。そのため、企業においてはこうした生成AIをはじめとしたAIを使いこなすことができる人材の存在が重要となっています。人手不足にある現在、単純に人材を獲得することが難しくなっているため、AI人材育成に関する取り組みに注目が集まっています。

AIはこれまで非効率的だった業務の大幅な効率化を実現するなど、大きな革新をもたらしています。AIの活用は企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なAIソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AIソフトウェア AI人材 AVILEN AVILEN AI ChatGPT IT人材 人材教育 大塚商会 株式会社 生成AI 研修 資本業務提携 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

産業用ドローンの製造・販売やドローンソリューションを手掛ける「イームズロボティクス」が2億円調達
2022年12月16日、イームズロボティクス株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イームズロボティクスは、国産ドローンの開発・製造・販売や、ドローンを活用したソリューション…
デジタルバイオマーカーを開発する「テックドクター」が12億円調達
2025年5月7日、株式会社テックドクターは、総額約12億円の資金調達を発表しました。 テックドクターは、日常生活における連続的な生体データから、病気の有無や治療による変化などを客観的に示す指標である…
人流データ分析プラットフォームなどを手がける「クロスロケーションズ」が「インフォネット」と資本業務提携
2024年2月21日、クロスロケーションズ株式会社は、株式会社インフォネットと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 クロスロケーションズは、人流データ分析プラットフォーム「Location …
精神疾患を対象とした治療用アプリ(DTx)を開発する「emol」が3.15億円調達
2025年1月8日、emol株式会社は、総額3億1500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 emolは、精神疾患治療を目的とした認知行動療法を実践するアプリの日本国内薬事承認を目指して研究開…
プロダクトセキュリティ関連事業を展開する「Flatt Security」が10億円調達
2024年2月13日、株式会社Flatt Securityは、2024年2月29日付でGMOインターネットグループ株式会社よる約10億円の増資を受けるとともに、GMO-IGが既存株主から発行済株式の6…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集