創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年6月27日「ICT STARTUP LEAGUE」開発支援金・伴走支援

総務省は、令和5年度から「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を開始することを発表しました。
この事業では、ICT分野におけるスタートアップの起業や事業拡大に必要な支援と競争の場を提供する官民一体の取り組みとして「ICT STARTUP LEAGUE(ICTスタートアップリーグ)」を推進します。
「ICTスタートアップリーグ」は、スタートアップに知見のある有識者、企業、団体とともに、官民が一体となり、スタートアップの成長に必要な「支援」と「競争の場」を提供するプログラムです。
Support I
概要:これから本格的に起業や事業化を目指す個人・グループ・起業して間もないスタートアップなどが行うICTの研究開発を支援
開発支援金:最大300万円
支援期間:6か月
Support II
概要:事業の確立、拡大を目指し、技術の事業化、事業計画のブラッシュアップ等に取り組む個人・グループ・スタートアップが行うICTの研究開発を支援
開発支援金:最大2,000万円
支援期間:6か月
伴走支援
Support I、IIともに、以下の伴走支援を行いスタートアップの立ち上げや成長を支援し促進します。
・専門家による起業、開発、実用化への助言
・人材確保のサポート
・ピッチ、マッチングイベントの開催
・実用化に係る事務的な支援 (購買、物品管理、特許取得サポート等)
・開発、起業ノウハウに関する勉強会
募集期間
2023年6月19日(月)~2023年7月31日(水)18:00
ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、いわゆる情報通信技術のことです。
ICTは、コンピューターによる情報処理技術だけでなく、インターネットなどの通信技術を利用した産業やサービスを含みます。
総務省は、日本が抱える、地域経済の活性化、社会保障費の増大、大規模災害対策などさまざまな課題に対応するには、さまざまな領域でのICTの効果的な活用が重要であり必要不可欠であるとしています。
たとえば、介護の現場では人手不足が深刻な課題となり、現場の業務効率化や省人化が求められています。そこで活用できるのが、センサーやカメラなどを利用した、高齢者の見守りサービスです。見守りサービスはクラウドなどを活用し、リアルタイムでの遠隔の見守りを実現します。高齢者の急変や転倒などを即座に察知します。見守り業務の効率化を実現すると共に、早期の適切な処置を実現するため、介護現場にとってはなくてはならないシステムになると考えられます。
このようにICTはさまざまな領域で重要な役割を果たします。
「ICTスタートアップリーグ」は、ICTの領域での起業・事業化や、成長を目指すスタートアップを支援することで、世界に誇れるスタートアップの輩出を目指しています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。
また、補助金以外でも資金調達によって資金を確保することも重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | ICT ICT STARTUP LEAGUE ICTスタートアップリーグ スタートアップ スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業 伴走支援 創出 支援事業 研究開発 総務省 開発支援 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
特許庁は「中小企業等海外展開支援事業費補助金」について発表しました。 海外への事業展開等を計画している中小企業等に対して、海外における発明、実用新案、意匠または商標の権利化のための出願(出願手続)、特…
「チームの情報ストック」と「タスク管理」を超簡単に行えるツール開発事業で注目なのが、澤村大輔さんが2014年に創業した株式会社Stockです。 皆さんは、一緒に働くメンバーの動きやお客様とのやり取りな…
2024年12月17日、JETRO(日本貿易振興機構)は、アクセラレーションプログラム「Techstars Tokyo」第2回プログラムの募集を開始したことを発表しました。 JETROは、内閣府、経済…
2024年6月4日、株式会社Pale Blueは、総額約25億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Pale Blueは、推進剤に水を利用した小型衛星用の推進機を開発しています。 さまざまな人工…
2025年2月14日、株式会社Kinishは、総額1億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Kinishは、植物分子農業を活用し、牛乳タンパク質をコメに生成させることで、乳製品を完全に…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…