注目のスタートアップ

「トランスコスモス」がAIにより文書のデータ化を自動化するAI OCR「SmartRead」などを提供する「Cogent Labs」と資本業務提携

company

2023年5月15日、トランスコスモス株式会社は、株式会社Cogent Labsと、資本・業務提携を締結したことを発表しました。

Cogent Labsは、AIにより文書のデータ化を自動化するAI OCR「SmartRead」や、AI OCR「Tegaki」、自然言語処理エンジンのプラットフォーム「Kaidoku」を提供しています。

「SmartRead」は、独自開発のAIにより、ドキュメントの種類を自動で判別・仕分けし、活字・手書き文字を高精度で読み取りデータ化するサービスです。

API連携を充実させており、読み取ったデータをRPAやデータ連携ツールを通して既存システムと連携し、データを活用することができます。

トランスコスモスは、BPO事業や、越境EC支援事業などを展開しています。

今回の提携により、Cogent Labsが提供するAI OCRを活用することで定型文書のデータ化から、図面を含めた非定型文書や請求書などさまざまな文書のデータ化を実現し、顧客企業の事業基盤強化を支援します。さらに、トランスコスモスが提供する各業務のデータ活用プラットフォーム上で、自動仕分や業務プロセスの工程管理に活用するなど、顧客企業の業務効率化とDX化推進を図ります。


OCRは、書類に印字された活字や、紙に書かれた手書き文字などテキストデータではない文字を読み取り、それをテキストデータに変換する技術です。

かつてはスキャナーなどの機器に搭載されていた技術ですが、従来のOCRは読み取り精度が不十分であり、読み取ったあとのデータを手作業で正しいデータに修正する作業が必要となっていました。

そのため広くビジネスで利用されるような技術ではなかったのですが、近年はAIの発展によりOCRの読み取り精度が大幅に向上し、さまざまなサービスに搭載されるようになり、ビジネスにおけるさまざまなシーンで活用されています。

AIを活用したOCRは、AI OCR(AI-OCR)と呼ばれ、とくに経理や会計に関連するサービスで、紙の書類を効率的に処理するために利用されています。

Cogent Labsが提供する「SmartRead」は、ありとあらゆるドキュメントに対応したAI OCRであり、さらにデータを自動で分類するため、紙書類にまつわるさまざまな作業を効率化することができます。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI-OCR Cogent Labs OCR SmartRead データ データ化 ドキュメント トランスコスモス 文書 株式会社 自動 自動化 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

量子コンピューター向けアルゴリズム・ソフトウェアを開発する「QunaSys」が12.4億円調達
2022年3月28日、株式会社QunaSysは、総額12億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 QunaSysは、量子コンピューター向けアルゴリズムやソフトウェアの研究開発、量子化学…
コミュニティデータの統合分析サービスを提供する「KEEN」が2億円調達
2023年6月20日、KEEN株式会社は、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社フリークアウト・ホールディングスです。 KEENは、コミュニティ内のユーザーデータ統合分析ツ…
自動配送ロボットを開発する「Hakobot」がねじ商社の「サンコーインダストリー」と資本業務提携
2023年8月10日、株式会社Hakobotは、サンコーインダストリー株式会社と資本業務提携したことを発表しました。 Hakobotは、「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトとした、4輪駆動…
個人向け腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー」などを展開する「サイキンソー」が「ライオン」から資金調達
2024年6月6日、株式会社サイキンソーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ライオン株式会社です。 サイキンソーは、個人向け腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー(Mykinso)」や…
映像解析AIプラットフォーム「SCORER」運営の「フューチャースタンダード」が「東京貿易グループ」と資本業務提携
2022年3月14日、株式会社フューチャースタンダードは、東京貿易グループである株式会社tb innovationsが運営するCVCから資金調達し、東京貿易グループと資本業務提携契約を締結したことを発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集