注目のスタートアップ

クラウド型プロジェクト収支管理システム「プロカン」を提供する「シービーティー」と「エアトリ」が資本業務提携

company

株式会社エアトリは、株式会社シービーティーと、資本業務提携したことを発表しました。

シービーティーは、クラウド型プロジェクト収支管理システム「プロカン」を提供しています。

プロジェクトごとの収支管理に特化したクラウド型の基幹業務システム(ERPパッケージ)です。

見やすく使いやすいUIにより、受注後のプロジェクトの進行、管理会計、収支管理を効率化します。

シービーティーは将来的な上場を視野に入れており、エアトリは上場経験・ノウハウを活用し、効率的な準備ができるよう支援していきます。


システム開発、広告、士業、コンサルティングといったプロジェクト型ビジネスは、原価の大半が人件費(労務費)を占めるという特徴があります。

そのためプロジェクト型ビジネスにおいて採算性を把握するには、プロジェクト収支管理によるコスト管理が必要となります。

プロジェクト収支管理とは、設定した予算目標を達成するため、プロジェクトごと原価を適切なタイミングで把握・管理することです。

もし進行中のプロジェクトにおける収支を把握できなければ、赤字プロジェクトを生み出してしまうことがあります。

一方、プロジェクト型ビジネスでは、原価が複雑になることが多いほか、プロジェクトベースにマッチしていないシステムを採用している、Excelで管理しているなどの理由により、プロジェクト収支管理が困難になるケースが散見されます。

こうした背景から、プロジェクト収支管理のためのシステムが求められています。

株式会社シービーティーのコメント

このニュースを受けまして、株式会社シービーティーよりコメントが届きました。

今回の資本業務提携の目的は何ですか?

このたび調達した資金は、プロフェッショナル業界の変革実現のために、既存プロダクトの工数管理機能の追加開発、大規模な拡販に向けた広告宣伝費、および建設業界開拓に向けたプロダクト開発費用にあてる予定です。

また、業界ごとに微妙に異なるニーズに目をそらさず個別に特化させていき、事業を拡大する方針です。

今後の展望を教えてください。

シービーティーは、日本が誇る「コトやモノを作り出すプロフェッショナル」の業界の方々に対して、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、知恵とクリエイティブとテクノロジーを駆使して貢献していくことをミッションに、2020年3月より「プロカン」「プロキャス」、2023年2月より「プロキャス警備」を提供しています。

今後も、デジタル化が急速に進む社会の変化に沿って新しい市場を創造します。中長期的には、建設業界をはじめとする市場拡大を目指して参ります。

読者へのメッセージをお願いします。

各種制作会社や広告代理店、人材派遣業界など案件単位で仕事を行う「プロジェクト型業界」は、付帯業務の負荷が多く、クリエイティブを発揮することに時間を使えていないという大きな課題があります。

大手企業の多くはERPで解決していても、中小企業にとっては高くて導入が進まず、約8割がExcelでの管理を強いられているのが現状です。しかし、リモートワーク化や電子帳簿保存法などの法改正によって、Excelでは対応しきれない状態に市場が変容してきており、何かしらのシステムを導入しなければならない世の中になってきています。

そこで、プロジェクト収支管理において「見やすい」「使いやすい」をとことん突き詰めたクラウドERP(基幹業務システム)が「プロカン」です。IT導入補助金 2023 対象ツールとして企業様の導入サポートをさせていただくほか、「電子帳簿保存法」「各種システムとの連携(API)」の対応を行うなど、今後も新しい価値を提供し続けて参ります。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ERP UI エアトリ クラウド シービーティー プロカン プロジェクト プロジェクト収支管理 予実 効率化 原価 収支管理 受注 株式会社 業務システム 管理 管理システム 管理会計 終始 経理 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

暗号資産の金融機関として信頼性のあるサービスの提供を目指す「Next Finance Tech」が資金調達
2022年8月9日、株式会社Next Finance Techは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、独立系ベンチャーキャピタルのANRIです。 Next Finance Techは、ゴ…
可動産プラットフォーム事業を展開する「YADOKARI」が3.2億円調達
2024年5月7日、YADOKARI株式会社は、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YADOKARIは、「タイニーハウス」「ミニマルライフ」「多拠点居住」に着目し、自由な生…
創薬基盤技術「AI創薬3.0」を活用した自社創薬事業と製薬企業などとの共同創薬事業を展開する「iSiP」が2.3億円調達
2023年8月22日、iSiP株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 iSiPは、創薬基盤技術「AI創薬3.0」を活用した自社創薬事業と、製薬企業などとの共同創薬事…
相続税申告書作成クラウド・サービス提供の「better」が5,000万円調達
2020年1月15日、株式会社betterは、約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ニッセイ・キャピタル株式会社です。 また、相続税申告書が作成できるクラウド・サービス「…
「フィンプラネット」による確定拠出年金向けロボアドバイザー「fintsDC」が提供開始
2021年1月27日、株式会社フィンプラネットは、「fintsDC」のサービス提供を2021年1月から開始したことを発表しました。 「fintsDC」は、確定拠出年金制度における加入者の資産運用を支援…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集