令和5年度「出向起業補助金」 6/7申請締切

subsidy

一般社団法人社会実装推進センター(JISSUI)は、令和5年度「出向起業補助金」の1次公募の開始を発表しました。

「出向起業補助金」は、「出向起業」(または、出向起業の一形態としての「MBO型起業」)を行う事業者を対象に、新規事業に係る試作品開発等に補助金を交付します。

大企業等の経営資源の解放に資するエコシステムの構築を促し、新規事業に係る多様な経営人材を育成し、新規事業創造を促進することを目的としています。

補助対象事業

出向起業を活用して新規事業開発を行うにあたって、試作品開発等を通じて、事業性の検証や、事業化に向けた準備を進める事業(必要に応じて、事業の方針転換や、ユーザー再特定等を行うことも含む)。

補助率・補助上限額

対象 補助率 補助上限額
通常のケース 1/2以内 500万円/件
ハードウェア開発を伴う事業開発活動 1/2以内 1,000万円/件

公募期間

2023年4月19日(水)~6月7日(水)17:00必着


出向起業とは、大企業等人材が所属企業を辞職せずに、自ら外部資金調達や個人資産の投下などにより起業した、資本が独立したスタートアップへの出向・長期派遣研修などを通じて行う新規事業のことです。つまり、会社をやめずに事業を立ち上げ、出向という形で経営者として新たな事業に携わるというスタイルのことです、

大企業における経営人材の開放を促進し、新規事業の担い手を増加させることを目的に経済産業省が推進しています。

日本は諸外国よりも起業率が低いことが指摘されています。これは日本では起業というチャレンジに大きなリスクがあるからです。

たとえば大企業に勤めていた人材が起業に失敗した際、もとの企業に戻ることは非常に困難です。

出向起業ではこうしたリスクを低減させながら起業にチャレンジすることができます。

また、大企業としても、人材が起業にチャレンジしたということで、得難いスキル・経験を持った人材を社内に抱えることができます。また、その事業が成長した場合、将来的に子会社などとして自社事業として取り込んだり、協業なども考えられます。企業としても低リスクで新規事業を立ち上げられるため、双方にメリットのある制度といえます。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 人材 出向 出向起業 出向起業補助金 大企業 流動性 起業
詳細はこちら

令和5年度 出向起業補助金

関連記事はこちら

出向起業とは?制度の概要を紹介します

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

株式会社アドリブワークス 山岡健人|ITに関する起業マッチングプラットフォームの開発事業で注目の企業
ITに関する起業マッチングプラットフォームの開発事業で注目なのが、山岡健人さんが2018年3月に創業した株式会社アドリブワークスです。 ウィズコロナ、アフターコロナの現代、新しい生活様式や働き方が浸透…
【5/30締切】「地域の人事部ポータルサイト(地域の人事部支援事業)」
「地域の人事部ポータルサイト(地域の人事部支援事業)」のご案内です。 民間事業者等が複数の地域企業を束ね、地方公共団体、金融機関、教育機関、業界団体、経営支援機関等と連携し、地域の企業群を一体として、…
外国人材に特化した職業マッチングプラットフォームを手がける「ジャパンキャリア」が4000万円調達
2024年11月19日、株式会社ジャパンキャリアは、総額4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジャパンキャリアは、外国籍の人材に特化した職業マッチングプラットフォーム「JapanCar…
スキルテストSaaS「ジョブテスト」の提供や採用コンサルティング事業を展開する「HeaR」が1億円調達
2022年6月13日、HeaR株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ユナイテッド株式会社です。 HeaRは、スキルテストSaaS「ジョブテスト」や、キャリアトレーニング…
令和4年度「地域一体となった宿泊施設のDX人材育成に向けたアドバイザー派遣事業」
観光庁は、令和4年度「地域一体となった宿泊施設のDX人材育成に向けたアドバイザー派遣事業」を実施します。 宿泊業の生産性・収益性向上を目的とし、複数の宿泊施設が一体となって観光関係事業者等と面的DXを…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集