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2023年4月20日「GACCI」が1億円調達 建設業の見積業務を最適化するプロダクト「GACCI」を提供開始

2023年4月19日、株式会社GACCIは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、建設業の見積業務を最適化するプロダクト「GACCI(ガッチ)」の提供を開始したことも発表しました。
「GACCI」は、これまでメール・電話・FAXなどさまざまな方法で行われた建設業の見積業務をすべてクラウド上に集約し、業務を効率化・最適化するSaaSです。
元請け会社の担当者は、ExcelやPDFで受け取った見積を自社フォーマットに転機する必要がなくなるため、見積業務にかかっていた工数を圧倒的に削減することができます。
また、実行予算・見積書の作成まで一気通貫で行うことができます。
今回の資金は、プロダクト開発、サポート体制の拡充、採用強化に充当する予定です。
さまざまな業界において仕事を受発注する際の見積業務は重要な業務のひとつです。
見積業務はコストの最適化や収益性を左右する重要な業務であり、経営にも直結してくることもあります。
そのため精度の高い見積業務を遂行することが求められるのですが、多くの見積が届く元請けの場合、短期間に大量に処理を完了する必要があるため、業務に負担がかかり残業につながっているほか、どんぶり勘定になってしまうことも多々あります。
たとえば、建設業における元請け事業者は、塗装・足場・板金などの専門業者、建設資材を提供してくれる商社・メーカー、建機のレンタル事業者など、工事に必要となるすべての事業者に見積を依頼します。
さらにそれらの見積書はPDFやExcelなどフォーマットがバラバラであり、その内容も標準化されていません。
こうした見積業務において精度の高い業務を遂行するには、経験豊富な、もはや職人といっても過言ではない人材が必要となります。
しかし建設業は人手不足が深刻となっており、今後こうした事務作業を担う人材を確保することがさらに困難になっていくことが予測されています。
こうした背景のもと、GACCIは、建設業の見積業務を効率化するSaaS「GACCI」を提供しています。
非効率的な業務はどのような業界にも存在します。こうした業務を効率化することで、大きく経営が改善することもあるため、クラウドサービスの導入は非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のサービスの導入について詳しく解説しています。
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