注目のスタートアップ

「GACCI」が1億円調達 建設業の見積業務を最適化するプロダクト「GACCI」を提供開始

company

2023年4月19日、株式会社GACCIは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、建設業の見積業務を最適化するプロダクト「GACCI(ガッチ)」の提供を開始したことも発表しました。

「GACCI」は、これまでメール・電話・FAXなどさまざまな方法で行われた建設業の見積業務をすべてクラウド上に集約し、業務を効率化・最適化するSaaSです。

元請け会社の担当者は、ExcelやPDFで受け取った見積を自社フォーマットに転機する必要がなくなるため、見積業務にかかっていた工数を圧倒的に削減することができます。

また、実行予算・見積書の作成まで一気通貫で行うことができます。

今回の資金は、プロダクト開発、サポート体制の拡充、採用強化に充当する予定です。


さまざまな業界において仕事を受発注する際の見積業務は重要な業務のひとつです。

見積業務はコストの最適化や収益性を左右する重要な業務であり、経営にも直結してくることもあります。

そのため精度の高い見積業務を遂行することが求められるのですが、多くの見積が届く元請けの場合、短期間に大量に処理を完了する必要があるため、業務に負担がかかり残業につながっているほか、どんぶり勘定になってしまうことも多々あります。

たとえば、建設業における元請け事業者は、塗装・足場・板金などの専門業者、建設資材を提供してくれる商社・メーカー、建機のレンタル事業者など、工事に必要となるすべての事業者に見積を依頼します。

さらにそれらの見積書はPDFやExcelなどフォーマットがバラバラであり、その内容も標準化されていません。

こうした見積業務において精度の高い業務を遂行するには、経験豊富な、もはや職人といっても過言ではない人材が必要となります。

しかし建設業は人手不足が深刻となっており、今後こうした事務作業を担う人材を確保することがさらに困難になっていくことが予測されています。

こうした背景のもと、GACCIは、建設業の見積業務を効率化するSaaS「GACCI」を提供しています。

非効率的な業務はどのような業界にも存在します。こうした業務を効率化することで、大きく経営が改善することもあるため、クラウドサービスの導入は非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のサービスの導入について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ GACCI SaaS ガッチ クラウド 元請け 効率化 建設業 最適化 株式会社 業務 見積 見積もり 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ブロックチェーンの課題となるインターオペラビリティ領域における研究開発などを手がける「Datachain」が「三菱UFJ信託銀行」から資金調達
2023年6月27日、株式会社Datachainは、三菱UFJ信託銀行株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。 Datachainは、複数の異なる台帳間の相互運用性を実現し、クロスチェーンア…
超音波モーターと搬送用自律移動ロボットを開発・販売する「Piezo Sonic」が「神田工業」と資本業務提携
2022年7月22日、株式会社Piezo Sonicは、神田工業株式会社と、2022年7月7日に資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Piezo Sonicは、ロボットや医療機器での利用に適…
多言語映像通訳サービス「みえる通訳」提供の「テリロジーサービスウェア」が三菱地所発のヘルスケアベンチャー「WELL ROOM」と業務提携
2021年12月2日、株式会社テリロジーサービスウェアは、WELL ROOM株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 テリロジーサービスウェアは、多言語映像通訳サービス「みえる通訳」を提…
店舗マネジメントツール「はたLuck」提供の「HataLuck and Person」が8億円調達
2022年7月14日、株式会社HataLuck and Personは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HataLuck and Personは、小売・飲食・サービス業に特化した店…
eギフトサービス「AnyGift」を運営する「AnyReach」が1.1億円調達
2023年1月25日、AnyReach株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AnyReachは、eギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」を運営しています。 ECやD2Cを運営す…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集