注目のスタートアップ

全国のクリニック・病院・ドクターの情報を調べられるサイト「ドクターズ・ファイル」などを運営する「ギミック」が資金調達

company

2023年4月13日、株式会社ギミックは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社エイチ・アイ・エスです。

ギミックは、地域医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」や、獣医師・動物病院情報サイト「動物病院ドクターズ・ファイル」、総合病院情報サイト「ホスピタルズ・ファイル」、地域密着型の医療情報マガジン『頼れるドクター』、医療職向け転職支援サービス「ドクターズ・ファイル エージェント」など、医療情報サービスを展開しています。

医療業界向けにSaaS系サービスのローンチを予定しています。

今回の資金調達は、サービスのポートフォリオ化を推し進めていくための体制強化の一環となります。

今後、エイチ・アイ・エスと、「開業医・ヘルスケア×旅行ビジネス」をテーマに開業医向けの旅行商品の検討を行います。

また、開業を目指す勤務医・医学生をターゲットにしたクリニック経営支援メディア「クリニック未来ラボ」のローンチを予定しています。その際、開業医向け旅行商品についても展開を予定しています。

中期的には、日本の医療機関での受診を希望する海外富裕層に向けた事業についても検討を行っていく予定です。


近年、患者の医療機関の選択においては、医療機関の外来機能の情報が十分に提供されていないことなどの理由により、大病院などの一部の医療機関に外来患者が集中していることが課題となっています。

今後国内では少子高齢化が進展し、2025年には4人に1人が75歳以上の高齢者となることが予測されています。医療機関の利用の偏りは大病院の待ち時間増加・負担増加などの問題の深刻化につながると考えられています。

この課題解決を目的に推進されているのが「地域医療連携」です。

地域医療連携とは、医療機関ごとに「高度急性期病院」「急性期病院」「回復期病院」「慢性期病院」といった役割を分担することで医療リソースを効率的に活用するというものです。

この役割分担を実現するには、患者が適切な医療機関を選択できるような環境を構築することが必要です。その方法としては、網羅的で詳細な医療機関情報の提供や、医療機関における積極的な患者の紹介・逆紹介が挙げられます。

ギミックは、地域医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」の運営を通じ、患者と病院・ドクターのマッチングをサポートし、地域医療連携の実現に貢献しています。

社会課題の解決のための取り組みが推進されるに伴い、さまざまな業界でデジタル化のニーズが高まっています。医療などでは専門的な知識を求められる領域がある一方で、情報のやり取りなど以前からIT系が得意としていたものも強く求められています。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析・把握し、新たなビジネスの創造に役立つフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ギミック クリニック ドクター ドクターズ・ファイル ホスピタルズ・ファイル 地域医療情報サイト 地域医療連携 情報 情報サイト 旅行 株式会社 病院 資金調達 頼れるドクター
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「グリラス」が食用コオロギを使った自社ブランド「C. TRIA」をリリース
2021年4月8日、株式会社グリラスは、「C. TRIA(シートリア)」をリリースしたことを発表しました。 第1弾として、食用コオロギを用いて開発した「C. TRIA Cookie(シートリア クッキ…
カスタマー・サクセス・チャット「チャネルトーク」提供の「ZOYI Corporation」2.5億円調達
2020年7月28日、株式会社ZOYI Corporationは、コロナ禍の3月17日に2億5,000万円の資金調達を実施し、累計資金調達額が11億8000万円になったことを発表しました。 また、社名…
電気運搬船や大型蓄電池を開発する「パワーエックス」が27億円調達
2023年1月10日、株式会社パワーエックスは、総額27億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、累計調達額は約99億円となります。 パワーエックスは、超急速EV充電用蓄電池・定置用蓄…
人財×デジタルにより人手不足の課題を解決する「コクー」が6.1億円調達
2023年10月11日、コクー株式会社は、総額6億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コクーは、労働人口減による人手不足を「人財」×「デジタル」で解決することを目的に、ITインフラ…
肌の状態と悩みに合ったスキンケア製品を提案する肌検査サービス「肌フローラカルテ」を運営する「ユーブローム」が3,600万円調達
2023年5月10日、株式会社ユーブロームは、総額3,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユーブロームは、肌の状態と悩みに合ったスキンケア製品を提案する肌検査サービス「肌フローラカルテ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集