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2023年4月11日多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」を開発・製造する「SIRC」が「山陰酸素工業」から資金調達
2023年4月10日、株式会社SIRCは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、山陰酸素工業株式会社です。
多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」の開発・製造や、「SIRCデバイス」を活用したIoT電力削減ソリューションを展開しています。
「SIRCデバイス」は、電流・電力・角度・周波数変換をリアルタイムに非接触で計測できる多機能生・高機能性を備えつつ、5mm角という微小なチップサイズであることから、これまでセンサーを設置できなかった場所への設置を可能としています。
山陰酸素工業は、「SIRCデバイス」を活用し、主に製造業向けにエネルギー消費量の可視化からエネルギーコスト削減の提案までをワンストップで行う脱炭素サービスや、アナログ計器のデジタル化による省人化サービスの事業展開を目指します。
近年、さまざまな領域でテクノロジーとデータの活用が推進されています。
製造業などの現場においても、IoTデバイスの普及やチップの高性能化・省電力化が進展し、データの取得・活用が進んでいます。
IoT(モノのインターネット)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することにより、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。
たとえば電力会社によって住宅に取りつけられている電力メーターですが、これもIoT化が実現されており、遠隔検針や住宅の詳しい電力使用量の可視化などが実現されています。遠隔検針は検針コストの削減につながるほか、電力使用量の可視化は、電力使用の最適化などによる省エネルギー化につなげることができます。
SIRCは、多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」を通じ、主に製造業においてさまざまな用途のIoTセンサーソリューションを提供しています。
とくにIoT電力センサーユニットは、近年ニーズが高まっている製造業における電力の可視化・削減に対応したソリューションです。
従来の持ち運び可能な電力計は力率変動に対応できなかったり、据え置き型の電力量計は電気工事が必要となるため、運用までに時間とコストがかかるといったことが課題となっています。
SIRCのIoT電力センサーユニットは、電気工事不要で後付けでき、力率の変動に対応しているため、さまざまな現場において柔軟に運用することが可能です。
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