注目のスタートアップ

多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」を開発・製造する「SIRC」が「山陰酸素工業」から資金調達

company

2023年4月10日、株式会社SIRCは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、山陰酸素工業株式会社です。

多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」の開発・製造や、「SIRCデバイス」を活用したIoT電力削減ソリューションを展開しています。

「SIRCデバイス」は、電流・電力・角度・周波数変換をリアルタイムに非接触で計測できる多機能生・高機能性を備えつつ、5mm角という微小なチップサイズであることから、これまでセンサーを設置できなかった場所への設置を可能としています。

山陰酸素工業は、「SIRCデバイス」を活用し、主に製造業向けにエネルギー消費量の可視化からエネルギーコスト削減の提案までをワンストップで行う脱炭素サービスや、アナログ計器のデジタル化による省人化サービスの事業展開を目指します。


近年、さまざまな領域でテクノロジーとデータの活用が推進されています。

製造業などの現場においても、IoTデバイスの普及やチップの高性能化・省電力化が進展し、データの取得・活用が進んでいます。

IoT(モノのインターネット)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することにより、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。

たとえば電力会社によって住宅に取りつけられている電力メーターですが、これもIoT化が実現されており、遠隔検針や住宅の詳しい電力使用量の可視化などが実現されています。遠隔検針は検針コストの削減につながるほか、電力使用量の可視化は、電力使用の最適化などによる省エネルギー化につなげることができます。

SIRCは、多機能・高機能の小型センサー「SIRCデバイス」を通じ、主に製造業においてさまざまな用途のIoTセンサーソリューションを提供しています。

とくにIoT電力センサーユニットは、近年ニーズが高まっている製造業における電力の可視化・削減に対応したソリューションです。

従来の持ち運び可能な電力計は力率変動に対応できなかったり、据え置き型の電力量計は電気工事が必要となるため、運用までに時間とコストがかかるといったことが課題となっています。

SIRCのIoT電力センサーユニットは、電気工事不要で後付けでき、力率の変動に対応しているため、さまざまな現場において柔軟に運用することが可能です。

デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、IoTなどのテクノロジーを活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX SIRC SIRCデバイス エネルギー センサー デジタルトランスフォーメーション 小型 山陰酸素工業 株式会社 省エネルギー 脱炭素 資金調達 電力削減 高機能
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アトピー性皮膚炎に特化した患者向けアプリ「ヒフメド」を提供する「Genon」が1.2億円調達
2023年12月22日、株式会社Genonは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Genonは、アトピー性皮膚炎に特化した患者向けアプリ「ヒフメド」を開発・提供しています。…
「戸田建設」が感染症診断用AI医療機器「nodoca」を提供する「アイリス」に出資
2022年12月27日、戸田建設株式会社は、アイリス株式会社に出資を実施したことを発表しました。 アイリスは、感染症診断用AI医療機器「nodoca(ノドカ)」を開発・提供しています。 咽喉の画像と問…
「フューチャーベンチャーキャピタル」がご当地カタログギフト「地元のギフト」などを展開する「地元カンパニー」に投資を実行
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、株式会社地…
大阪・関西万博 落合館のコンテンツを制作する「サステナブルパビリオン2025」が資金調達
2023年9月14日、株式会社サステナブルパビリオン2025は、資金調達を実施したことを発表しました。 サステナブルパビリオン2025は、落合陽一プロデューサーによる大阪・関西万博シグネチャーパビリオ…
カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所」の運営などを手がける「渋谷ブレンドグリーンエナジー」が5,000万円調達
2023年8月10日、渋谷ブレンドグリーンエナジー株式会社は、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 渋谷ブレンドグリーンエナジーは、カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集