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2023年4月5日クラウド型タクシー配車システム「DS」などを提供する「電脳交通」が12億円調達

2023年4月4日、株式会社電脳交通は、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。
電脳交通は、クラウド型タクシー配車システム「DS」や、配車業務の委託サービス「Taxi CC」、自治体・民間企業向け地域交通ソリューションなどを提供しています。
今回の資金は、サプライ領域におけるタクシーDXを実現するためのプロダクト強化、組織基盤の強化、将来的なIPOを視野に入れた体制構築に向けた採用強化に充当します。
タクシー業界はコロナ禍による外出自粛の影響を大きく受け、大幅な利用者の減少・売上の減少を記録する企業も多く見られました。
さらにタクシー業界は、運転手の高齢化が進み、人手不足の深刻化を課題として抱えています。法人タクシー事業者は、10年間で10%減少しているほか、運転者数も10年間で38万人から30万人へと減少しています。
タクシーが乗客を見つける方法は主に、街中を走りながら乗客を探す「流し」、乗客の依頼に応える「無線配車」、駅前・ホテルなどのタクシー乗り場で待つ「付け待ち」の3つがあります。
電脳交通は主に無線配車のデジタル化・業務効率化を実現するクラウドサービスを提供しています。
無線配車では、営業所にかかってきた電話を配車係が受け取り、最適なタクシーを配車する必要があります。
この業務はタクシー会社にとって大きな負担となっており、とくに人手不足・高齢化が激しいタクシー業界では大きな課題となっています。
タクシー配車をデジタル化するサービスは、電話を軸とした配車の業務効率化を実現することで、タクシー会社の経営を大きく改善できるものとなっています。
とくに地方のタクシー会社は無線配車が大きな割合を占めていることから、配車業務のデジタル化は重要な取り組みとなっています。
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