注目のスタートアップ

スマートホームサービス「SpaceCore」を提供する「アクセルラボ」が「システムシェアード」と資本業務提携 1億円調達

company

2023年4月3日、株式会社アクセルラボは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、引受先である株式会社システムシェアードとは、資本業務提携を締結しています。

アクセルラボは、スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」を提供しています。

ホームIoT機器の連携・自動化・遠隔操作を実現するスマートホーム機能、物件のオーナーと居住者との契約などを効率化するリレーション機能、家の掃除や料理代行など地域に関する生活サービスを利用できる生活サービス機能を備えています。

また、2022年9月からは、IoTエンジンを他社サービスに提供する「alie+(アリープラス)」事業を開始しています。

システムシェアードは、IT研修サービス「東京ITスクール」や、システム開発事業を展開しています。

今回の提携により、「alie+」の提供におけるシステム開発での連携、開発人材の安定確保・開発力の向上の実現を目指します。


IoT(モノのインターネット)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することにより、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。

IoTを活用することで、データの取得・分析や遠隔制御が可能となり、従来は不可能だったサービスの提供や、サービス・業務の高度化を実現できます。

IoTがすでに実現していることとしては、製造業における機械についているアナログな計器の遠隔監視、不動産における鍵のデジタル的な管理(スマートロック)、小売店におけるセンサーを利用した在庫管理などがあります。

今後デジタル化とデータ活用によって事業・業務の変革に取り組む企業が増加していくと考えられますが、IoTは「現場」がからむ領域において欠かせない技術としてさらに普及していくと予測されます。

こうした中ニーズが高まっているのが、IoTシステムを手軽に開発・実装できる技術やサービスです。

アクセルラボは、多様な家電・IoT機器を一括管理するスマートホームサービス「SpaceCore」を展開しており、このスマートホームの領域で培ったIoTの知見を活用し、IoTエンジン「alie+」を提供しています。

「alie+」のAPIを組み込むことで、開発者はIoTを開発したシステムの開発をよりスピーディかつ低コストに進めることができます。

株式会社アクセルラボのコメント

このニュースを受けまして、株式会社アクセルラボよりコメントが届きました。

・今回の資本業務提携の目的は何ですか?

「SpaceCore」は現在全国250社を超える企業に提供しており、着々と導入社数を増やしています。

システムシェアード社には、これまでも「SpaceCore」を始め、IoTエンジン「alie+(アリープラス)」の開発や、現在進行中のプロジェクトなど重要は案件に入ってもらい幅広く関与いただいています。

今後も、開発人材を安定的に確保し、開発力を向上させるために1億円の資金調達を実施しました。

・今後の展望を教えてください。

アクセルラボだけでは蓄積できない他業種の知見をシステムシェアード社に共有いただきながら、一蓮托生となって開発を進めていきたいと思います。

・読者へのメッセージをお願いします。

私たちは、”『空間』にテクノロジーを遍在させて『シームレスな世界』をデザインする”というミッションの実現のために、今後もSpaceCoreやalie+を進化させ、より多くの人々に利用してもらえるように努めてまいります。

また、各ポジションで積極的に採用活動を行っているため、ご興味のある方はぜひ弊社採用ページをご覧ください。
https://recruit.accel-lab.com/

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ alie+ API IoT IoTエンジン SpaceCore アクセルラボ アリープラス エンジン サービス システム システムシェアード システム開発 スペース・コア スマートホーム 不動産 住宅 東京ITスクール 株式会社 生活 資本業務提携 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

労災保険二次健康診断サービスを展開する「ウェルヘルス」に「エンジェルラウンド株式会社」が出資
2024年6月11日、エンジェルラウンド株式会社は、ウェルヘルス株式会社に出資したことを発表しました。 ウェルヘルスは、労災保険を活用した二次健康診断の導入支援を展開しています。 企業・医療機関双方を…
「クラウドエース」と「JQ」が共同でDX全社構想立案コンサルティングサービス「DXランチャー」を提供開始
2020年10月15日、クラウドエース株式会社は、株式会社JQと共同で、「DXランチャー」の提供を開始したことを発表しました。 クラウドエースは、 Google Cloudを専門としており、クラウドの…
EV向け充電サービスを提供する「Terra Charge」が100億円調達
2024年12月4日、Terra Charge株式会社は、総額100億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Terra Chargeは、EVユーザー向けにEV充電器の利用・決済ができるアプリ「T…
決済機能付きデジタル社員証アプリ「TwooCa」を運営する「Kort Valuta」が5億円調達
2023年6月21日、株式会社Kort Valutaは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Kort Valutaは、決済機能付きデジタル社員証アプリ「TwooCa(ツウカ)」を運営し…
スポーツ映像分析プラットフォーム提供の「RUN.EDGE」が5.8億円調達
2020年2月27日、RUN.EDGE株式会社は、総額5億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シーン映像の検索・分析ができる、スポーツ映像分析プラットフォーム「FL-UX」を提供し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集