注目のスタートアップ

総合電子書籍ストア「ブックライブ」などを展開する「BookLive」が「テレビ朝日」と資本業務提携

company

2023年3月10日、株式会社BookLiveは、株式会社テレビ朝日と資本業務提携を実施したことを発表しました。

BookLiveは、総合電子書籍ストア「ブックライブ」や、電子コミックストア「ブッコミ」、IP事業、クリエイター向け総合プラットフォームサービス「Xfolio(クロスフォリオ)」、書店員による漫画・本の紹介サービス「ぶくまる」などを展開しています。

今回の提携により、アニメ化・実写化を目的としたオリジナルコンテンツの共同制作体制の構築、BookLiveのストア事業・コミュニティ事業とテレビ朝日とのメディア連携による原作の創出、作家育成につながるイベントの開催、クリエイターコミュニティの構築による次世代クリエイターの確保を目指します。


経済産業省の資料「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」(2020年2月)によると、2018年の日本のコンテンツ市場規模は約10.6兆円で、世界のコンテンツ市場規模は約128.8兆円となっています。

世界のコンテツ市場も日本のコンテンツ市場も堅調に成長していますが、世界市場の拡大がとくに大きく、日本市場が占める割合は減少傾向にあります。

近年の動向でいうと、韓国発のデジタルコミックであるWebtoon(ウェブトゥーン)の流行と、Webtoonを原作とした映像作品(ドラマ・映画)が注目されており、国内でも原作の確保のためにWebtoon事業に参入する企業が相次いでいます。

国内ではアニメ産業が世界的にもファンを獲得し、市場拡大が見込まれていますが、原作枯渇やクリエイターの待遇の問題などの課題を抱えています。

とくに原作枯渇の問題は作品の質に直結してくることから、今後良質な原作を確保するため、クリエイターの成長を支援する環境を整備することが重要となっています。

事業の拡大には戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BookLive IP Xfolio エンターテインメント クリエイター クロスフォリオ コンテンツ ストア テレビ朝日 フィクション ブックライブ 原作 娯楽 書籍 株式会社 漫画 資本業務提携 電子書籍
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

カーボンプロジェクトの開発やカーボンクレジットの提供などを手がける「クレアトゥラ」が2億円調達
2025年3月17日、クレアトゥラ株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズAでの累計調達額は5.5億円となりました。 クレアトゥラは、カーボンプロジェクトの開発、カーボ…
有翼式再使用型ロケットを開発する「SPACE WALKER」が7.13億円調達
2023年8月10日、株式会社SPACE WALKERは、総額7億1,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SPACE WALKERは、サブオービタルスペースプレーン(有翼式再使用型ロケ…
成果報酬型の訪日外国人送客サービス提供の「NIPPON Passport」が2億円調達
2020年2月14日、NIPPON Passport株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 成果報酬型の訪日外国人送客サービス「NP パス」を提供しています。 旅マエ・旅ナカの…
買い物代行サービス「ツイディ」運営の「ダブルフロンティア」が資金調達
2020年4月20日、ダブルフロンティア株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東芝テック株式会社です。 ダブルフロンティアは、地域密着型の買い物代行サービス「ツイディ(twid…
植物肉原料「ミラクルミート」を開発・製造する「DAIZ」がデットを含め71億円超を調達
2023年10月12日、DAIZ株式会社は、独立行政法人中小企業基盤整備機構の「ディープテックベンチャーへの民間融資に対する債務保証制度」と日本政策金融公庫の「農林水産物・食品輸出基盤強化資金」を併用…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集