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Web3スキャム(詐欺)防止ツールを提供する「KEKKAI」が5,000万円調達

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2023年2月22日、株式会社KEKKAIは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

KEKKAIは、NFTとFT詐欺、盗難防止ツール(ブラウザ拡張機能)「KEKKAI」を提供しています。

トークン詐欺の8割以上といわれているフィッシング詐欺について、取引を実行する前に内容をシミュレーションすることで、取引内容の明確化と詐欺取引の事前検知を実現するツールです。

2023年2月現在、ブラウザの拡張機能で完全無料で提供しています。

今回の資金は、組織体制のさらなる強化に充当します。

今後、「KEKKAI」のモバイルアプリ版やWeb上のセキュリティダッシュボードの開発を進めるほか、事業者や開発者向けに「KEKKAI」の詐欺検出機能をパッケージ化しAPIとしてリリースする予定です。


NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用し、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータが記録されたデジタルデータのことです。

これにより一点モノのデジタルアートの流通などが可能となっており、現在さまざまなNFTが取引されており、大きな市場となっています。

こうした市場の広がりもあってか、近年NFTなどの領域ではスキャム(詐欺)が増えてきており、その詐欺のうち8割以上はフィッシング詐欺といわれています。

NFTにおけるフィッシング詐欺とは、無料でNFTが貰えるなどと謳い、偽のNFTマーケットプレイスに誘導し、ユーザーが所有しているNFTや個人情報を盗み取るといった手口です。

KEKKAIは、こうしたWeb3の領域での詐欺の課題を解決するため、ユーザーが自衛のために利用できるツール「KEKKAI」を提供しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ FT KEKKAI NFT Web Web3 ウォレット シミュレーション セキュリティ トークン ブラウザ 取引 暗号資産 株式会社 検知 無料 詐欺 資金調達 防止
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