注目のスタートアップ

分散型IDを活用したIoTデータセキュリティソリューションを提供する「CollaboGate Japan」が2.3億円調達

company

2023年2月15日、CollaboGate Japan株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

CollaboGate Japanは、安全で拡張性の高いIoT事業の早期立ち上げを可能にするデータインフラソリューション「NodeX(ノード・クロス)」を提供しています。

分散型IDをセキュリティとプライバシーの基盤として利用し、IoT機器とクラウドの間で、安全で検証可能なE2EEデータ(エンドツーエンド暗号化)流通を可能にするソリューションです。

このソリューションを利用することで、製造メーカーの開発者は、データインフラ構築を最短1日で実現できます。

2023年2月現在、東芝テック株式会社、株式会社PFUなどの業界をリードするパートナー企業との製品採用に向けた共同プロジェクトを開始しています。

今回の資金は、技術者・事業開発人材の採用強化に充当します。


IoT(モノのインターネット)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することにより、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。

IoTを活用することで、さまざまな領域、とくにこれまでデジタルデータの取得が難しかったアナログな現場・環境においてデータの取得・分析や遠隔制御が可能となります。

「令和3年 情報通信白書」によると、世界のIoTデバイス数は、2016年に173.2億台だったものが、2020年には253億台へと増加しています。さらにその後も右肩上がりに成長し、2023年340.9億台へと増加すると予測されています。

こうしたIoT市場の成長に伴い大きくなっていくのがセキュリティ面における課題です。

IoTデバイスは、使用期間が長くセキュリティ対策が古くなる、機能・性能が限られており十分なセキュリティ対策ができない可能性がある、種類や数が膨大、後付けの対策が困難といった特有のセキュリティ課題を抱えています。

こうしたことから、製品メーカーではセキュリティ対策やデータインフラ構築において多大なコストがかかっています。

CollaboGate Japanはこの課題を解決するため、分散型IDを活用したIoTデータセキュリティソリューションを提供しています。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CollaboGate Japan E2EE IoT IoTデバイス NodeX インフラ エンドツーエンド暗号化 クラウド セキュリティ セキュリティ対策 ソリューション データ データインフラ ノード・クロス 分散型ID 株式会社 機器 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

バーチャルIPのプロデュース・バーチャルコンテンツ制作事業を展開する「Activ8」が資金調達
2023年10月24日、Activ8株式会社は、「KDDI Open Innovation Fund 3号」から資金調達を実施したことを発表しました。 Activ8は、バーチャルIPのプロデュース事業…
「メルカリ」が「鹿島アントラーズ」の経営権を16億円で獲得
株式会社メルカリと日本製鉄株式会社は、日本製鉄およびその子会社が保有する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの発行済株式72.5%のうち61.6%をメルカリに譲渡する株式譲渡契約を締結したことを発表し…
エッジAIのアルゴリズムを提供する「エイシング」が4億円調達
2020年3月24日、株式会社エイシングは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジAIにおいて、導入機器側でのリアルタイムな自律学習・予測を可能にするAIアルゴリズム技術「Aii…
膜タンパク質を標的とする医薬品創出を目指す「リベロセラ」が3億円調達
2021年8月5日、リベロセラ株式会社は、約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大鵬薬品工業株式会社の米国投資子会社であるTaiho Venturesです。 リベロセラは、Gタン…
多拠点クラウド・オフィス「TeleworkSpace」開発の「テレワーク・テクノロジーズ」が資金調達
2020年6月5日、テレワーク・テクノロジーズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 予約不要の3タップ10秒で利用できる多拠点ワークスペース・アプリ「TeleworkSpace(テレワー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集