注目のスタートアップ

「ポック」が3,300万円調達 中小事業者向けサステナブルパッケージ制作サービス「POC」提供開始

company

2023年1月23日、株式会社ポックは、総額3,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、中小事業者向けサステナブルパッケージ制作サービス「POC(ポック)」を正式にローンチすることも併せて発表しました。

「POC」は、サステナブルでオリジナルなパッケージをつくることができるプラットフォームです。

全国の50を超えるサステナブルパッケージ製造に強みを持つ工場と提携しており、パッケージの構想・製造・納品をワンストップで支援します。

多重請け構造のネットワーク構造への転換、認証マークの意味などわかりやすく消費者に伝える取り組みなどサステナブルの見える化、複数ブランドが共同でひとつのパッケージをつくり発注ロットを増やすことで、より安価にサステナブル素材を使えるようにする「シェア制作」、即日注文可能な「セミオーダーパッケージ」などを特徴としています。


商品のパッケージは、ブランディングにおいて非常に重要な要素のひとつです。

近年は、自社で企画・製造した商品をユーザーに直接届けるD2C(Direct to Consumer)モデルの成長や、個人のクリエイター発のブランドなどが増えており、パッケージ制作のニーズも高まっています。

とくにD2Cでは、自社のこだわりを反映させたプロダクトを展開する例が多く、世界観の構築・ブランディングも重要な要素であるため、パッケージ制作も重要です。

さらに近年はSDGsの推進により、環境負荷の低い素材を利用したサステナブルなパッケージのニーズが高まっています。

D2Cではスピーディなプロダクト開発が求められるため、パッケージの調達についてもスピーディに行う必要があり、こうしたD2C向けのパッケージ制作サービスも増えてきています。

一方、サステナブルなパッケージ制作はコストが高くなってしまうという課題を抱えており、D2Cや個人のブランドでは資金力から、サステナブルなパッケージを制作することが難しい場合もあります。

ポックはこうした課題を解決するため、サステナブルパッケージ制作サービス「POC」を展開しています。

株式会社ポックのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ポック 代表取締役 小林大樹氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

プロダクトの更なる開発と、人材の採用です。

・今後の展望を教えてください。

お客様である中小事業者様がより必要としてくださるプロダクトに磨き上げていきながら、ものづくりを行っている工場の現場と共にオペレーションを磨き、効率化を進めていきます。

同時にPOCのユーザー様(サステナブルコミュニティ)間での相互送客やナレッジ・制作物のシェアなど、パッケージのメディア的価値を利用した様々な付加価値化の取り組みを進めていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

サステナブルと聞くと難しくて、大変で、高いというイメージは今も残っていると思います。

POCが目指すのは、サステナブルを意識しなくてもサステナブルを実行できる世界です。

かっこいいもの、楽しいもの、面白いもの、それを選ぶと自然とサステナブルになっている。

そんなFUN Sustainableな世界をパッケージから作っていくことにチャレンジしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ブランディングにおいてはノベルティも有効だといわれています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、代表的なノベルティや作成ノウハウについて解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ D2C PoC オリジナル サステナブル パッケージ プラットフォーム ポック 作成 制作 加工容器 包装資材 工場 株式会社 素材 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

人の心と思考を探索する並走型・探索型リサーチ「Insight Research」が提供開始
2022年6月15日、株式会社グッドパッチは、「Insight Research(インサイトリサーチ)」の提供を本格的に開始することを発表しました。 「Insight Research」は、人を起点と…
「クオンタムリープベンチャーズ」がアフター・コロナ時代を見据え1号ファンドを設立
2020年5月20日、クオンタムリープベンチャーズ株式会社は、1号ファンドである「QXLV投資事業有限責任組合」を設立し、本格運用を開始したことを発表しました。 クオンタムリープベンチャーズは、201…
各種相続手続きを支援するWebサービス「そうぞくドットコム」を展開する「AGE technologies」が5.9億円調達
2023年4月12日、株式会社AGE technologiesは、総額5億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AGE technologiesは、相続に伴う不動産の名義変更手続きサ…
AIを活用した長時間心電図解析ソフトウェアを提供する「カルディオインテリジェンス」が4.3億円調達
2022年8月15日、株式会社カルディオインテリジェンスは、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カルディオインテリジェンスは、AIを活用した医療機器の開発を行っています。 …
「フューチャーベンチャーキャピタル」がご当地カタログギフト「地元のギフト」などを展開する「地元カンパニー」に投資を実行
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、株式会社地…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集