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2023年1月23日双方向データ伝送プラットフォーム「intdash」などを展開する「アプトポッド」が「マクニカ」「ヨコオ」と資本業務提携

2023年1月23日、株式会社アプトポッドは、株式会社マクニカ、株式会社ヨコオと第三者割当増資による資本業務提携を実施したことを発表しました。
アプトポッドは、双方向データ伝送プラットフォーム「intdash」を核としたプラットフォーム製品・サービス、エッジコンピュータシステムブランド「EDGEPLANT」などを展開しています。
「intdash」は、高頻度で発生する時系列データをモバイル網などのベストエフォート型ネットワークを介し、高速・大容量・安定的にストリーミングするための双方向データ伝送プラットフォームです。
「intdash」の時系列データを可視化するアプリケーション「Visual M2M」や、自動車開発向けのパッケージングプロダクト「intdash Automotive Pro REMOTE CAL」や、ロボティクス・モビリティの群制御・管理フレームワーク「intdash CONTROL CENTER」など、産業シーンの特定のニーズに特化したソリューション製品なども提供しています。
マクニカは、モビリティ向けのデータ収集処理基盤「MMDP(MACNICA Mobility Data Platform)」を提供しています。
ヨコオは、車載通信用アンテナや、回路検査用コネクタ製品、医療用カテーテル用製品、電気検査用地具などを展開しています。
今回の提携で、各社との事業連携によるシナジーにより、各分野での社会実装の促進、市場拡大を目指します。
IoT(モノのインターネット)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することで、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。
IoTを活用することでさまざまな領域、とくにこれまでデータの取得が困難なアナログな現場・環境においてデータの取得・分析や遠隔制御が可能となります。
すでにIoTは、製造業におけるアナログな計器の遠隔監視、農地のリアルタイムでの監視・可視化、小売店における購買行動の可視化などで活用されています。
一方、IoTを活用する現場では高品質なインターネット環境を構築できないケースも多く、その場合はモバイル回線などのネットワーク環境を利用することになります。
しかしモバイル回線は不安定であることも多く、リアルタイムで膨大なデータ取得が必要なシステムではデータ欠損などの問題が生じます。
「intdash」は、こうした不安定なネットワーク環境においても、データのリアルタイムストリーミングと永続化を同時に実現することを目的とした双方向データ伝送プラットフォームです。
IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。
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