注目のスタートアップ

DX支援の「イジゲングループ」が「西日本フィナンシャルホールディングス」のグループ会社に

company

2022年12月26日、イジゲングループ株式会社は、株式会社西日本フィナンシャルホールディングスに株式譲渡を行い、グループ会社となったことを発表しました。

イジゲングループは、経営課題・新規事業を、デジタル・デザインの知見を中心にワンストップでサポートするDX支援事業を展開しています。

2022年1月から西日本フィナンシャルホールディングスとDX分野における協業を開始し、さまざまな中小企業の課題解決のための支援を行ってきました。

今回西日本フィナンシャルホールディングスのグループ会社となりさらに連携を強化し、グループ全体のシナジーを広域的につなぎ、DX支援を行っていきます。

経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、デジタル化とデータ活用により、ビジネスモデルや企業そのものを変革させ、競争優位性を確立する取り組みのことです。

一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の「大手企業におけるDX推進」の実態調査(2021年10月11日発表)によると、大手企業の82.9%がDXに取り組んでいることがわかります。

一方、中小企業のDXへの取り組みの状況については、中小機構の「中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する調査(2022年5月)」によると、「既に取り組んでいる(7.9%)」「取り組みを検討している(16.9%)」と合わせて24.8%しかおらず、さらに「取り組む予定がない」中小企業が41.1%も存在していることがわかります。

DXは大企業だけのものではなく、むしろリソースが不足しており、人手不足の影響を受けやすい中小企業、とくに地方の中小企業にとって重要な取り組みです。

中小企業がDXを推進できない理由としては、中小企業の予算でも導入できるようなソリューションが少ないこと、導入効果が明確でないこと、DXを推進できる人材が中小企業に存在しないことが挙げられます。

そのため中小企業は外部の力を借りつつDXを推進することが求められます。コンサルティングサービスやDX支援サービスは、DXを推進する中小企業にとってなくてはならないサービスとして成長していくことが予測されます。

事業を大きく成長させるには他社との連携や戦略的な資金調達が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しているほか、別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX DX支援 イジゲングループ コンサルティング デジタルトランスフォーメーション 中小企業 株式会社 西日本フィナンシャルホールディングス
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

バックオフィスDXの設計・構築・運用をトータルサポートする「かんたんDXプラン」のβ版がリリース
2022年8月4日、グランサーズ株式会社は、「かんたんDXプラン」のβ版をリリースしたことを発表しました。 「かんたんDXプラン」は、バックオフィス業務の設計・構築・運用をトータルサポートするベンチャ…
近鉄グループが20億円規模のコーポレートベンチャーキャピタル設立へ
平成30年6月26日、近鉄グループホールディングス株式会社は、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社を設立することを発表しました。 ベンチャー企業に対する投資や協創推進を行うコーポレートベンチャーキャピタ…
結婚式場探しサービス「トキハナ」などを運営する「リクシィ」がフォトブック事業を展開する「アスカネット」と資本業務提携
2022年12月16日、株式会社リクシィは、株式会社アスカネットと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 リクシィは、結婚式業探しサービス「トキハナ」や、LINE活用をベースにしたtoC営業…
EVの充電インフラ事業を手がける「ユアスタンド」が資金調達
2024年9月30日、ユアスタンド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ユアスタンドは、主に自宅・職場などの基礎充電領域において、電気自動車(EV)向けの充電インフラ事業を展開しています…
クラウド型車両管理システム「AI-Contact」展開の「ジェネクスト」にエンジェル投資家の島田亨氏が資本参加
2022年7月1日、ジェネクスト株式会社は、エンジェル投資家の島田亨氏が株主として資本参加したことを発表しました。 ジェネクストは、安全運転を促進する運行管理アプリ「AI-Contact(アイ・コンタ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集