セレス子会社の「ラボル」が「オリエントコーポレーション」と業務提携 フリーランス向けカード決済サービス「labol(ラボル)カード払い」を提供開始

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2022年12月8日、株式会社セレスは、子会社である株式会社ラボルが、株式会社オリエントコーポレーションと業務提携し、「labol(ラボル)カード払い」の提供を開始したことを発表しました。

「ラボルカード払い」は、カード決済を行いたい事業者と、カード決済を受け付けていない取引先(カード非加盟店)を橋渡しする、フリーランス向けカード決済サービスです。

豊富なアクワイアリング(加盟店管理)実績を持つオリコのカード決済システムを利用することで、VISA・Mastercard(JCBには2022年中に対応開始予定)といった主要有力ブランドに対応しています。

利用者は24時間365日Web上で申し込みができ、請求書上で指定されている振込先に対し、希望の名義でラボルが最短即時で振込払いを実施し、利用者はクレジットカードで「ラボルカード払い」を利用することで最大60日間の支払いの先延ばしが可能となります。

ラボルはほかに、フリーランス・個人事業主向けの2社間ファクタリングサービス「ラボル」を提供しています。

法人や個人事業主などの事業者間の支払い方法としては、事業者が取引先に請求書を発行し、月末締めで翌月末に支払う「掛け払い」が一般的に利用されています。

掛け払いは、請求業務を月に一度にまとめることができ、経理の負担が軽減されるという特徴があります。

また、支払いも取引の瞬間ではなく、翌月末に伸びることになりますが、一方で、急な資金需要によって資金繰りが苦しくなり、支払いをさらに先延ばしにしたいという状況もあります。

とくに個人事業主やフリーランスは資金に余裕がないことも多く、また融資などを利用することも難しいことから、こうした事業者間の支払いにおいて柔軟性をもたらすサービスや仕組みのニーズがあります。

「labol(ラボル)カード払い」は、クレジットカード決済を利用することで、最大60日間の支払いの先延ばしが可能になるサービスです。

またラボルは、請求書払いにおいて、早期に現金化するためのクラウドファクタリング「ラボル」も提供しています。

今回の「ラボルカード払い」の提供により、事業者間の支払いにおいて生じる、早く現金を得たい、支払いを遅らせたいという2つのニーズに応えられる仕組みを整えたことになります。

株式会社ラボルのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ラボル 代表取締役 吉田教充氏よりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

クレジットカードさえ持っていれば、事業費用・家賃など本来カードで支払うことができない相手に対して、クレジットカードのショッピング枠で支払いを行うことができます。

フリーランスの方々に便利にお使いいただくため、国内主要の3カードブランドに対応(JCBは2022年12月中対応予定)、申請から最短で60分後に振込支払いが完了、手数料は振込額の3%のみ(JCBは3.5%)といった利便性の高さを実現しました。

・今後の展望を教えてください。

フリーランスの方々に対して安定したサービス品質の提供を第一に目指し、その後は一般企業の方々にもご利用いただけるよう拡張していく予定です。

・読者へのメッセージをお願いします。

当社はこれからも、とくにフリーランスとして働く方々にとって頼りにされる金融機関であるべく、さまざまな形の金融サービス提供を進めてまいります。

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