創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年11月10日製造業向けの生産管理クラウドシステム「スマートF」を提供する「ネクスタ」が1億円調達
2022年11月10日、株式会社ネクスタは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
ネクスタは、製造業向けの生産管理クラウドシステム「スマートF」を提供しています。
製造現場における手書き作業やエクセル管理をバーコードを活用してシステム化することで、在庫管理・工程管理・原価管理のデジタル化・効率化を実現するサービスです。
負荷の大きな業務に絞って最小限の機能で導入し、効果が出てから対象範囲を広げて、最終的にはひとつのシステムで生産管理全体のシステム化を目指します。
必要な機能に絞ってスモールスタートするため、初期投資・ランニングコストを抑えながら製造業のデジタル化を進められます。
今回の資金は、人材採用・マーケティングの強化などに充当します。
—
製造業は国内GDPの2割弱を占める基幹産業です。
しかし製造業は少子高齢化による人材不足や、国際競争の激化とそれに伴う競争力の低下を課題として抱えています。
再び製造業を競争力のある産業へと押し上げるには、デジタル化・DXを実現することが必要です。
製造業において重要性の高い業務のひとつに生産管理があります。生産管理は、品質の良いものを、原価を抑え、最短でつくることを目的としています。
その業務内容は、製品・部品などの需要予測から、生産計画の作成、調達・購買、工程管理、品質管理、在庫管理と多岐にわたります。
中小製造業では予算の問題から高価なシステムを導入できなかったり、導入していても使いこなすことができなかったりといった課題を抱えており、各工程において手書きやエクセルによるアナログな業務が発生しています。
このアナログな業務はヒューマンエラーの発生を防ぐことができません。製造業のプロセスは複雑であるため、ひとつのミスが連鎖的に問題を生んでしまいます。そのミスの修正や確認などに多大な手間がかかっており、この負担を削減するためのシステム化・デジタル化が求められています。
デジタル化は、これまで非効率的だった業務を大幅に効率化してくれる可能性があります。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | クラウド システム化 スマートF デジタル化 ネクスタ バーコード ものづくり 原価管理 工程管理 株式会社 業務効率化 生産管理 製造業 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年6月23日、株式会社Study Valleyは、株式会社マイナビと、2022年6月22日に資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Study Valleyは、探究学習EdTechプラ…
2022年9月28日、株式会社esaは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、京都大学の認定ファンド運営事業者の、みやこキャピタル株式会社が運営するファンドです。 …
2024年4月9日、Zenmov株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Zenmovは、MaaSプラットフォーム「SMOC(Smart Mobility Operation Cloud)」…
2023年6月6日、株式会社クラウドスタッフィングは、株式会社エーピーシーズと、資本業務提携に合意したことを発表しました。 クラウドスタッフィングは、人材派遣のクラウド管理システム「クラウドスタッフィ…
2020年8月27日、株式会社ワーク・ライフバランスは、「カエル会議オンライン」を提供開始することを発表しました。 「カエル会議オンライン」は、ワーク・ライフバランスが考案した、働き方改革に不可欠な会…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…