注目のスタートアップ

エッジAIカメラソリューションを提供する「AWL」とクラウド録画サービスを提供する「セーフィー」が資本業務提携

company

2022年11月9日、AWL株式会社は、セーフィー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

AWLは、エッジAIカメラソリューションを提供しています。

AIエッジコンピューティングデバイス「AWLBOX」と、スマートフォンやサイネージにインストールして使える「AWL Lite」によって、既存の防犯カメラ・デバイスをAI化し、防犯・マーケティング・接客支援・業務効率化を実現します。

セーフィーは、防犯カメラ・クラウド動画サービス「Safie(セーフィー)」を開発・運営しています。

今回の提携により、映像×エッジAIにより、あらゆる業界の課題解決を推進するためのエッジAI解析プラットフォームの共同開発を開始します。

まずは、セーフィーのエッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」の高度化、汎用化に向けた共同開発を開始しています。

コンピューターの計算能力の向上により、機械学習が進歩しAIは急速な発展を遂げました。すでにAIはさまざまな領域で活用されており、ビジネスの高度化・業務効率化にとって重要な技術になっています。

AIは、これまでコンピューターが扱うことが難しかった、テキスト・画像・音声などの高度な分析・解析を可能にしました。

中でも画像認識は、カメラというありふれた機械でありながら、さまざまなデータの取得や解析ができることが特徴的です。

画像認識は応用範囲が広く、工場における製品・部品の不具合検出、防犯カメラにおける不審者・異常行動の検知、交通量調査、スポーツにおける動作解析など、さまざまな領域で効率化や革新をもたらしています。

自動車の自動運転技術においても、人間が視界情報だけで運転するように、カメラによる画像認識だけで自動運転を実現するような技術も研究開発されています。

AWLは、エッジ(端末側)で動くエッジAIに強みを持つ企業です。

AIは高度な計算のために、ある程度の計算資源を必要とします。そのため、現場などでAIを利用するには、取得したデータをインターネット経由でクラウドに送信し、クラウドで計算し、それを現場に戻すということを行っていました。

しかしクラウドで計算すること、データが行って戻ってくるまでに時間がかかるため、たとえば瞬時の判断が必要な自動運転車などではより高速な分析が求められ、計算資源が限られている端末側に最適化されて動くエッジAIが登場しました。

AIといった最新技術は業務効率化にとって欠かせない技術となってきました。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI エッジ エッジAI カメラ クラウド スマートフォン セーフィー ソリューション デバイス マーケティング 接客 株式会社 業務効率化 資本業務提携 防犯 防犯カメラ
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

工場の現場作業を高精度に解析する画像認識ソフトウェア「Ollo Factory」を展開する「Ollo」が2億円調達
2022年7月11日、株式会社Olloは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Olloは、作業を高精度に解析する画像認識ソフトウェア「Ollo Factory」や、高精度の顔認証ソフ…
食産業向けロボットサービスを手がける「コネクテッドロボティクス」が17億円調達
2023年2月28日、コネクテッドロボティクス株式会社は、総額17億円の資金調達を実施したことを発表しました。 コネクテッドロボティクスは、たこ焼きロボット、ソフトクリームロボット、そばロボットなどの…
介護事業所向けリハビリ支援ソフト「リハプラン」を提供する「Rehab for JAPAN」が11.3億円調達
2023年2月1日、株式会社Rehab for JAPANは、総額11億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rehab for JAPANは、介護事業所向けリハビリ支援ソフト「リハ…
ヘリカル型核融合炉の開発を目指す「Helical Fusion」が6,500万円調達
2022年5月10日、株式会社Helical Fusionは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Helical Fusionは、ヘリカル型核融合炉の開発を目指しています。 ヘ…
ブロックチェーンの課題となるインターオペラビリティ領域における研究開発などを手がける「Datachain」が「三菱UFJ信託銀行」から資金調達
2023年6月27日、株式会社Datachainは、三菱UFJ信託銀行株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。 Datachainは、複数の異なる台帳間の相互運用性を実現し、クロスチェーンア…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集