創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年11月7日【東京】「第4回 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」助成金

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「第4回 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」について発表しました。
この事業は、変化・変革に正面から向き合い、先端技術を活用して持続的発展を目指す中小企業者などが、国内外において市場の拡大が期待される産業分野におけるイノベーションの推進、後継者による新たな取り組みに必要となる機械設備などを新たに導入する取り組みに助成金を交付するものです。
対象者
・令和4年10月1日現在で東京都内に登記簿上の本店または支店があり、都内で2年以上事業を継続している中小企業者等
助成率・助成限度額
| 事業区分 | 申請者区分 | ゼロエミ要件 | 助成率 | 助成限度額 | 助成下限額 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ競争力・ゼロエミッション強化 | 中小企業者 | A | – | 1/2以内 | 1億円 | 100万円 |
| 〇 | 2/3以内 | |||||
| ◎※2 | 3/4以内 | |||||
| 小規模企業者※1 | B | – | 2/3以内 | 3千万円 | ||
| 〇 | 2/3以内 | 1億円 | ||||
| ◎※2 | 3/4以内 | |||||
| Ⅱ DX推進 | C | 2/3以内 | 1億円 | |||
| Ⅲ イノベーション | D | 2/3以内 | ||||
| Ⅳ 後継者チャレンジ | E | 2/3以内 | ||||
※1 小規模企業者:常用従業員数が「製造業・その他」の場合は20人以下、「商業・サービス業」の場合は5人以下
※2 特に省エネ効果の高い取組については助成率を拡充
助成対象事業
以下のI~IVのいずれかに合致する事業であること
Ⅰ 競争力・ゼロエミッション強化
更なる発展に向けて競争力強化を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業、及び、競争力を強化しながら大きく事業の省エネを実現するために必要となる機械設備を新たに導入する事業。
Ⅱ DX推進
IoT、AI、ロボット等のデジタル技術の活用により、新しい製品・サービスの構築や既存ビジネスの変革を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業。
Ⅲ イノベーション
都市課題の解決に貢献し、国内外において市場の拡大が期待される産業分野において、新事業活動に取り組むことで、イノベーション創出を図るために必要となる機械設備を新たに導入する事業。
Ⅳ 後継者チャレンジ
事業承継を契機として、後継者による事業多角化や新たな経営課題の取り組みに必要となる機械設備を新たに導入する事業。
申請予約期間
2022年10月17日(月)~11月10日(木)17時まで。
—
経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。
DXとはテクノロジーとデータの活用により企業・組織そのものを変革させ、競争優位性を確立するための取り組みです。つまり単なるデジタル化ではありません。
DXの実現には、AI・IoT・ロボット・ブロックチェーンなど最先端のテクノロジーや、それらを活用した設備の導入が必要となります。
多くの設備は高価なものであり、中小企業はDXのための予算に課題を抱えています。
また、世界的に環境負荷の低い経済活動へのシフトも進んでおり、これに対応することも急務となっています。
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」は、こうした競争力強化のための設備投資に対する助成金であり、最大1億円の助成を受けられるものです。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
| カテゴリ | 公募 |
|---|---|
| 関連タグ | DX イノベーション ゼロエミッション デジタルトランスフォーメーション 事業承継 後継者 機械設備 設備 設備投資 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
公益財団法人東京都中小企業振興公社は「新事業展開のための設備投資支援事業」について発表しました。 直面する経営課題の解決を目指す新たな事業展開に必要な最新機械設備等を購入する取り組みに助成金を交付しま…
2022年5月30日、アソビュー株式会社は、静岡銀行と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 アソビューは、遊びの予約プラットフォーム「アソビュー!」、観光・レジャー・文化施設向けSaaS、DX…
2023年9月6日、東京都は「スタートアップ社会実装促進事業 (PoC Ground Tokyo)」について発表しました。 東京都は、イノベーションを生み出し、社会変革を促すスタートアップの実証実験を…
2025年6月16日、中小企業庁は、「省力化投資補助金(一般型)」第1回公募の補助金交付候補者を採択しました。 「省力化投資補助金(一般型)」は、業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改…
東京都は、「観光事業者のデジタル化促進事業」の第2回募集を開始したことを発表しました。 都内の観光関連事業者が生産性の向上や商品の高付加価値化を図るために行う、高度なデジタル化やDX等に向けた取組を助…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

