注目のスタートアップ

理系新卒ダイレクトリクルーティングサービス「TECH OFFER」運営の「テックオーシャン」が3億円調達

company

2022年10月20日、株式会社テックオーシャンは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

テックオーシャンは、理系新卒ダイレクトリクルーティングサービス「TECH OFFER」を運営しています。

4万件の研究室データベースと、100万件の技術キーワードにより、効率よく自社に最適な新卒理系人材を採用できるサービスです。

技術キーワードや研究室を軸にターゲットを設定することで、自動的にオファーを配信することが可能です。これにより、採用にかかる工数を削減できます。

今回の資金は、マッチング精度向上のためのシステム開発、新卒限定となっている「TECH Portfolio」のあらゆるテック人材への拡大、就活コンテンツの強化、イベント事業の立ち上げなどに充当します。

テクノロジーの発展と、企業におけるデジタル化・DXの推進により、理系学生のニーズは、新卒採用、中途採用ともに高まっています。

一方で、長期的には少子化による人口減少により、理系学生の絶対数も減少していくことが予測されています。

理系学生の採用においては、大手企業は博士採用枠や研究職を用意していることもあり、理系学生としても大企業を志望する率が高くなっています。

また、研究室によっては、教授・大学などとつながりのある企業に新卒学生を推薦するという方法もあり、企業にとってはこうしたコネクションを確保できるかどうかという点も理系学生の採用が難しい要因のひとつとなっています。

さらに理系学生は研究者としてのキャリア形成を第一に考えている割合も高く、就職することでそのレールから外れてしまうことも危惧しています。

こうした学生を採用するためには、いかに自社の仕事が魅力的で、その学生の専門性を活かせるかということをアピールする必要があります。

このような点から、近年は理系学生の採用ではダイレクトリクルーティングサービスを活用することが増えています。

株式会社テックオーシャンのコメント

このニュースを受けまして、株式会社テックオーシャンよりコメントが届きました。

・読者へのメッセージをお願いします。

この度、東大IPC様、銀行系VC様から資金調達を行いました。理系学生とその能力を求める企業様とのマッチング力を向上し、素敵なサービス利用体験をしていただけるように邁進してまいります。

専門性の高い事業では、適切な人材を採用することが成長の鍵です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ TECH OFFER ダイレクト・リクルーティング ダイレクトリクルーティング データベース テックオーシャン 人材採用 学生 技術 新卒 株式会社 理系 研究室 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ポータブル空気清浄機・加湿器などの「カドー」が資金調達
2019年11月1日、株式会社カドーは、資金調達を実施したことを発表しました。 ポータブル空気清浄機「LEAF-Portable」や、ポータブル加湿器「STEM Portable」、加湿器「STEM …
バーチャルオフィスなどで活用できるバーチャル空間サービスを開発・提供する「oVice」が45億円調達
2022年8月31日、oVice株式会社は、総額45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 oViceは、バーチャル空間サービス「oVice」を開発・提供しています。 見下ろし型の平面の空間にア…
「aiwell」が「住友商事北海道」と共同で動植物や食品のタンパク質解析サービス事業「ai-PoP」をスタート
2022年9月21日、aiwell株式会社は、住友商事北海道株式会社と共同で、タンパク質解析「ai-PoP(アイポップ)」サービスの提供を開始したことを発表しました。 aiwellは、国立東京工業大学…
習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を運営する「WizWe」が資金調達
2023年3月22日、株式会社WizWeは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社アイシンと米ペガサス・テック・ベンチャーズが運営するCVCです。 WizWeは、習慣化プラットフォ…
エンタメテック分野に特化した事業を展開する「IMAGICA EEX」と「地球科学可視化技術研究所」が業務提携
2023年5月30日、株式会社IMAGICA GROUPは、グループ会社の株式会社IMAGICA EEXと、地球科学可視化技術研究所株式会社が業務提携したことを発表しました。 IMAGICA EEXは…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集