注目のスタートアップ

「Robot Home」がリモートによる無人鍵受け渡し管理システム「KEY STATION」を展開する「Keeyls」に出資

company

2022年10月11日、株式会社Robot Homeは、Keeyls株式会社に出資したことを発表しました。

Keeylsは、リモートによる無人鍵受け渡し管理システム「KEY STATION」や、無人本人確認システム「KS Checkin」、予約管理システム「KS Booking」を展開しています。

「KEY STATION」は、あらゆる鍵(物理鍵・デジタル鍵)の発行・受け渡しと、時間情報・本人情報・位置情報をかけ合わせることで、誰が・いつ・どこで鍵を受け取ったのかトレース(追跡)するシステムです。

予約管理、本人確認機能を組み合わせることで、宿泊施設やレンタカーなどにおける鍵の発行・受け渡しの無人化を実現します。

Robot Homeとの連携により、不動産取引における新たなソリューションの創出を目指します。

スマートフォンなどを利用して鍵の解錠・施錠・管理を行えるスマートロックは、物理的な鍵が必要なくなることや、解錠・施錠をリアルタイムで確認でき、情報も蓄積されることから、セキュリティが向上するというメリットがあります。

また、遠隔で特定の人に鍵を付与し、さらに鍵の解錠を受け付ける時間帯を設定できるシステムにより、民泊やコワーキングスペースなどの無人チェックインを実現できます。

不動産業界では、賃貸物件の内見という、顧客と一緒に実際に部屋を見学にいく業務がありますが、管理会社やオーナーとの連絡がうまくいかずに、対象の部屋の鍵を見つけられなかったり、見つけるのに時間がかかったりといった課題が生じています。

スマートロックはこの課題を解決するためにも活用されており、鍵にまつわる業務における効率化・自動化・無人化・セキュリティ向上において力を発揮しています。

一方、環境によってはスマートロックに交換できないこともあります。

その場合は物理鍵をスマートロックが搭載された箱、いわゆるスマートボックスで保管するという方法が考えられます。

「KEY STATION」は、このスマートボックスを利用した物理鍵も含めたあらゆる鍵の発行・受け渡しを管理するためのシステムです。

スマートロックが利用できないような環境でも鍵の高度化を実現できます。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Keeyls キー デジタル リモート 予約 位置情報 受け渡し 本人確認 株式会社 無人 無人化 発行 管理
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

再生医療による不妊治療の実現を目指す「Dioseve」が4億円調達
2022年8月18日、株式会社Dioseveは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Dioseveは、iPS細胞の分化誘導により、卵子(卵母細胞)を短期間に大量に作成できる独自技術「D…
デジタルプロダクト開発支援「ATTEND biz」展開の「Lbose」が資金調達
2022年7月6日、株式会社Lboseは、資金調達を実施したことを発表しました。 Lboseは、デジタルプロダクト開発支援「ATTEND biz」を展開しています。 社内に開発体制や知見がない企業に向…
医療現場の事務作業効率化を支援する「AI問診Ubie」提供の「Ubie」が20億円調達
2020年6月4日、Ubie株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療現場の事務作業効率化をサポートする「AI問診Ubie」や、生活者向けサービス「AI受診相談ユビー」を…
ダンス・スポーツの練習指導支援アプリ運営の「ウゴトル」が1,000万円調達
2019年8月28日、株式会社ウゴトルは、総額1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ダンス・スポーツの練習指導支援アプリ「ウゴトル」を運営しています。 “お手本動画をベースに正しいフ…
線虫がん検査「N-NOSE」の「HIROTSUバイオサイエンス」が資金調達
2022年8月23日、株式会社HIROTSUバイオサイエンスは、資金調達を実施したことを発表しました。 尿から全身網羅的にがんリスクを調べられる検査サービス「N-NOSE」の展開や、線虫・線虫嗅覚セン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集