注目のスタートアップ

共創を生み出すコワーキングスペースを展開する「ATOMica」が資金調達

company

2022年10月5日、株式会社ATOMicaは、資金調達を実施したことを発表しました。

コワーキングスペース「ATOMica」や、さまざまなヒトとヒト、ヒトとコトをつなげるローカルコミュニティの企画・運営などを行っています。

ATOMicaは、単なる場所としてのコワーキングスペースではなく、出会い・交流・共創を持続的に生み出し続けるための空間・コミュニティとして設計・運営しており、これをソーシャルコワーキングと名付けています。

直接運営するコワーキングスペース「直営型運営拠点」のほか、企業・大学が有するスペースにコミュニティチームを派遣し、コワーキングスペース運営を行う「共創型運営拠点」、企業などが運営するスペースに、ATOMicaのプログラム・テクノロジーを提供してコワーキングスペースの運営を支援する「技術連携型拠点」を展開しています。

今回の資金は、共創型拠点の開発、コミュニティプログラムの開発、つながりを加速させるコミュニティアプリの開発に充当します。

すでに設備が整ったオフィス環境を、賃貸オフィスよりもリーズナブルかつ柔軟性のある期間で利用できるフレキシブルオフィスは、近年市場を拡大し、さまざまな起業家・企業・個人事業主に利用されるようになってきました。

ある調査によると、東京23区におけるフレキシブルオフィスは、2010年から2020年の間に10倍以上に増加しています。

フレキシブルオフィスには個室を貸し出すレンタルオフィス、ある程度開かれたスペースを貸し出すコワーキングスペース/シェアオフィス、法人向けのサテライトオフィスなどいくつか種類があります。

とくにコワーキングスペースは、1時間単位などの一時的な利用(ドロップイン)も可能なサービスも多く、ワーキングスペースとして以外にも、ミーティング・勉強会などでも利用することができます。

またコワーキングスペースには複数の起業家やフリーランスが集まっているため、交流が生まれることが特徴となっています。

ATOMicaは、コワーキングスペースのコミュニティとしての面に着目し、心地いい出会いの体験を提供する交流プログラム「MEET@」の提供や、企業・大学・自治体と協力してコワーキングスペースを作り上げ、運営するモデルを展開しています。

起業の際にはオフィスが必要となります。賃貸オフィスを契約するのも良いですがコストがかかるため、創業期はシェアオフィスなどのオフィスも選択肢に入れると良いでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、賃貸オフィスや、シェアオフィス、コワーキングスペースなどを比較し、創業期に最適なオフィス形態を明らかにしています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ATOMica コミュニティ コワーキングスペース スペース ソーシャルコワーキング 共創 株式会社 空間 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中小型IT事業のM&Aとロールアップを行う事業投資会社「FUNDiT」が資金調達
2023年6月30日、株式会社FUNDiTは、NOW株式会社が運営するファンドと株式会社エアトリを引受先とする第三者割当増資を臨時株主総会で決定したことを発表しました。 FUNDiTは、IT領域での事…
葬儀周辺サービス提供の「よりそう」が20億円調達
2019年9月2日、株式会社よりそうは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 一律プランの葬儀サービス「よりそうのお葬式」や、僧侶手配サービス「お坊さん便」を提供しています。 今回の資…
カーボンクレジットの生成・販売を通じた環境価値市場創出と農業体系の構築を手がける「フェイガー」が11.7億円調達
2025年1月20日、株式会社フェイガーは、総額11億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フェイガーは、カーボンクレジットの生成と販売を通じた環境価値市場の創出と農業体系の構築を手が…
「シニフィアン」が200億円規模の新ファンドを組成
2019年6月26日、シニフィアン株式会社は、総額200億円のファンド「THE FUND」を設立したことを発表しました。 上場前段階に差し掛かる、レイター・ステージのスタートアップを主な支援対象とした…
食と暮らしのメディア「macaroni」などを運営する「トラストリッジ」が「国分グループ本社」と資本業務提携
2023年3月23日、株式会社トラストリッジは、国分グループ本社株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 トラストリッジは、ライフスタイルメディア「macaroni(マカロニ)」、サ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集