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2022年10月4日融資型クラウドファンディング「Bankers」を運営する「バンカーズ・ホールディング」が15億円調達へ
2022年10月3日、株式会社バンカーズ・ホールディングは、11億円の資金調達を実施したことを発表しました。また、総額15億円のうち残る4億円は2022年11月までに払込が完了する予定です。
バンカーズ・ホールディングは、子会社・株式会社バンカーズを通じ、融資型クラウドファンディングプラットフォーム「Bankers」を展開しています。
2020年12月の第1号ファンドの募集開始から22か月で、投資家による出資総額は100億円を突破しています。
今回の資金は、業容拡大、サービス拡充のための事業開発、システム開発、認知拡大のためのマーケティング活動の強化などに充当します。
また、ファンドのラインナップについては、RYUKI VENTURES PTE.LTD.や、PT. GOLDEN EAST INVESTMENTからの出資を受け入れ海外融資案件の発掘に注力する計画です。
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融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)とは、資金を必要とする企業に不特定多数の投資家が投資を行うサービスです。融資の見返りとしてリターンが得られ、その利回りは年5~10%と高い傾向にあります。
一般社団法人 日本クラウドファンディング協会の「クラウドファンディング市場調査報告書」によると、2020年の融資型クラウドファンディングの市場規模は1,125億円であり、成長率についてはほぼ横ばいとなっています。
融資型クラウドファンディングはまだ発展途上にあり、今後の成長が期待されています。
融資型クラウドファンディングと同様に投資を目的としたクラウドファンディングに株式投資型クラウドファンディングがあります。
株式投資型クラウドファンディングは、未上場企業の未公開株式を取得できることから、将来的に大きなリターンを得られる可能性があります。一方で企業の倒産のリスクもあるため、ハイリスクハイリターンの投資となります。
また株式投資であるため、投資した企業が上場・M&Aしなくては現金にすることができず、比較的長期間の投資になってしまいます。
一方で、融資型クラウドファンディングは、案件によって期限が定められており、満期時には元本が返済されるという契約です。そのため、計画や見込みが立てやすい投資です。
融資型クラウドファンディングを利用して資金調達を行う企業としては、株式の希薄化を招くことなくスピーディに資金調達できることや、スタートアップでも利用できることがメリットです。
スタートアップの資金調達はほとんどが株式によるものになっています。これは、創業間もないスタートアップは実績がなく赤字であることが理由です。
しかし、株式による資金調達では、株式の希薄化を招きますし、株主から企業の大きな成長も期待されることから、融資による資金調達手段のニーズも高まっています。
融資型クラウドファンディングでは、個人投資家が自身の判断で融資を決められるため、金融機関よりも融資のハードルが低いという特徴があります。
今後、スタートアップの融資ニーズの高まりに伴い、融資型クラウドファンディングも成長していくと予測されています。
スタートアップの成長には戦略的な資金調達が欠かせません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。
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