創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年9月5日認知症コミュニケーションロボットの開発・販売や認知症介護施設を運営する「ザ・ハーモニー」に「九州広域復興支援ファンド」が出資

2022年8月31日、九州広域復興支援ファンドは、ザ・ハーモニー株式会社に投資を実行したことを発表しました。
ザ・ハーモニーは、AIを活用した認知症コミュニケーションロボット「コモモン」の開発・販売と、認知症に特化したデイサービス・老人ホームの運営を展開しています。
「コモモン」は、独自開発の認知症対話エンジンにより、認知症高齢者と過去の経験や出来事について語り合うことができるコミュニケーションロボットです。
徘徊・抑鬱・暴力行動といった周辺症状の抑制が期待されています。
今回の出資は、「コモモン」の開発と販売事業の成長を後押しすることを目的としています。
—
ロボットは業務効率化や省人化を目的に工場などさまざまな場所で活用されています。
一方で、こうした効率化や業務の高度化のためだけでなく、人間との会話・コミュニケーションを目的としたロボットも提供されています。このロボットをコミュニケーションロボットといいます。
コミュニケーションロボットは、ヒト型のものや、犬・猫などを模したペット型のものなどさまざまなものがあります。
ペット型のロボットは、1999年にソニーが犬型のロボット「aibo」を発売したことをきっかけに、その市場が拓かれていきました。
コミュニケーションロボットは、人間のストレスなどを低減する効果があることがわかっています。
さらにカメラやセンサーなどを搭載することで遠隔での見守りにも活用できることから、保育施設や高齢者施設などで導入される事例も増えています。
「コモモン」は、認知症高齢者を対象としたコミュニケーションロボットです。
国内の認知症患者数は、2012年は約460万人で高齢者人口の15%という割合だったものが、2025年には高齢者のうち20%が認知症になると推計されています。
認証高齢者が増加することが見込まれる一方で、介護職員数は2025年には約32万人が不足すると予測されています。
「コモモン」を活用することで、認証高齢者の周辺症状を抑制し、さらに介護負担の軽減も実現できます。
デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、IoTなどのテクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考になさってください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI コミュニケーション コモモン ザ・ハーモニー ロボット 介護施設 出資 対話 株式会社 認知症 高齢者 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年6月4日、株式会社テクノワとC2C Platform株式会社は、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 テクノワは、プラント業界の発注企業と受注企業/一人親方をつなぐダイ…
2022年8月16日、株式会社CureAppは、カーライル(本社:米国ワシントンD.C.)からマイノリティ出資を受け、戦略的提携を発表しました。 カーライルによる投資額は約70億円です。 CureAp…
2021年6月10日、株式会社ブックマークスは、運営する「勉強カフェ吹田江坂スタジオ」に、タイムリープ株式会社が提供する「RURA(ルーラ)」を導入したことを発表しました。 ブックマークスは、会員制コ…
2022年6月6日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社城南未来ファンド他と共同で設立した「しらうめ第1号投資事業有限責任組合(城南創業支援ファンド)」より、Morning Proje…
2023年3月9日、株式会社ネットショップ支援室は、株式会社テックアットと、資本業務提携したことを発表しました。 テックアットは、“女性の好き"が集まる体験型セレクトショップ「canme(キャンミー)…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…