注目のスタートアップ

風洞実験装置の設計・開発・製造を手掛ける「日本風洞製作所」が6.2億円調達

company

2022年9月1日、株式会社日本風洞製作所は、総額約6億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

日本風洞製作所は、コンパクト風洞試験システム「Aero Optim」など、各種風洞実験装置の設計・開発・製造を手掛けています。

「Aero Optim」は、小型化・低価格化を図った風洞装置です。

小型でありながらある程度の直進性の高い気流を生み出すことができ、従来型風洞とも相関のあるデータを得ることができます。

今回の資金は、「Aero Optim」シリーズの製造体制の強化、販売促進活動、製品の高性能化、用途開発のための研究開発に充当します。

風洞実験装置とは、整った気流を生み出し、風にまつわる実験をするための装置です。

自動車やドローンの空気抵抗の観察など、流体が関わるさまざまなプロダクトの開発で利用されています。

一方で、風洞実験装置は高価な装置であるため、大企業や大学などの研究機関など、保有できる企業・組織は限られています。

中小企業などが風洞実験装置を使いたい場合は、試験を行っている企業や研究機関に利用料を支払って利用しています。

しかし風洞実験はニーズが高いため、利用したい時に装置を利用できるとは限らず、試験ができないことでプロダクト開発が遅れてしまうということも多々あります。

日本風洞製作所は、この課題を解決するため、小型かつ安価な風洞実験装置「Aero Optim」を提供しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ コンパクト 実験 日本風洞製作所 株式会社 装置 製造 設計 試験 資金調達 開発 風洞 風洞実験装置
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自由診療クリニック向け業務支援SaaS「Medi Tec Hub」を開発する「グリーンメチル」が1.05億円調達
2023年8月23日、株式会社グリーンメチルは、総額1億500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グリーンメチルは、自由診療クリニック向け業務支援SaaS「Medi Tec Hub(メディテ…
スタートアップの資金調達と投資家の管理業務を効率化する「smartround」が正式リリース
株式会社スマートラウンドは、「smartround」の提供を2019年7月1日から開始したことを発表しました。 「smartround」は、スタートアップの資金調達と、投資家の管理業務を効率化するファ…
未上場会社向けの資本政策コンサルティングなど展開の「SOICO」がM&Aプラットフォーム提供の「Decillion Capital」と業務提携
2021年8月3日、SOICO株式会社は、Decillion Capital株式会社と、業務提携契約を締結することを発表しました。 SOICOは、上場企業の株式報酬制度やIPOを目指す未上場会社向けの…
家事代行マッチングサービスを提供する「タスカジ」が資金調達
2025年10月9日、株式会社タスカジは、資金調達を発表しました。 引受先は、株式会社長谷工コーポレーションおよび、ハウス食品グループ本社株式会社がSBIインベストメント株式会社と共同で設立したコーポ…
水問題の構造的な解決を目的に小規模分散型水循環システムを開発する「WOTA」が資金調達
2023年6月19日、WOTA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 WOTAは、水インフラの新たなスタンダードとして、小規模分散型水循環システムの技術実証や事業化に向けた取り組みを行って…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集