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2022年8月30日川崎医科大学発RNA創薬バイオベンチャーの「クロバーナ」が資金調達
株式会社クロバーナは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)です。
クロバーナは、独自のRNA標的探索技術を基盤技術とし、がんの発生・悪性化・転移、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、拡張型心筋症(DCM)など、異常タンパク質の蓄積が原因で発症する疾患において新たなRNA創薬標的を解析し、RNA創薬を拡大することを目指す、川崎医科大学発のスタートアップです。
独自のRNA創薬標的認識システムを活用することで、ノンコーディングRNAなど、さまざまなRNA上の治療標的配列や、RNA結合タンパク質の機能解析が可能となります。
今回の資金は、未解析疾患における新規創薬標的の特定、パイプラインの創出に充当します。
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DNAから転写されるRNAには、タンパク質をコードするメッセンジャーRNA(mRNA)と、タンパク質をコードしないノンコーディングRNA(ncRNA)があります。
ノンコーディングRNAは、かつては意味のないジャンクなRNAと考えられていましたが、近年の研究によってさまざまな生命現象において重要な役割を果たしていることが明らかになってきています。
従来の創薬の標的はタンパク質が中心でしたが、有望な標的は枯渇しており、近年は別の標的へと創薬研究が移っています。
RNAは創薬における標的のひとつであり、発症などに異常なタンパク質が関係していない疾患や、異常なタンパク質を狙うことができない疾患ではノンコーディングRNAが有望であると考えられています。
一方で、ノンコーディングRNAはさまざまな理由によって構造解析が困難だったため、あまり研究が進んでいませんでした。
クロバーナのRNA創薬標的認識システムは、ノンコーディングRNAを含めたRNAの機能解析、創薬標的の認識を可能としています。
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関連タグ | ALS DCM RNA がん クロバーナ タンパク質 ノンコーディングRNA バイオベンチャー 創薬 基盤技術 拡張型心筋症 株式会社 筋萎縮性側索硬化症 解析 資金調達 |
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