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2022年8月25日ロボットとソフトウェアを組み合わせたトータルサービスRaaSを提供する「ハイボット」が資金調達

2022年8月24日、株式会社ハイボットは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、積水化学工業株式会社などです。
ハイボットは、インフラ点検ロボットの販売・レンタルや、メンテナンスエンジニアの派遣、点検データを保存・解析するクラウドプラットフォーム「HiBox」を使用した点検データの解析・提供など、ロボットとソフトウェアを組み合わせたトータルサービスであるRaaS(Robot as a Service)を提供しています。
インフラ点検ロボットとしては、ボイラー水管点検ロボット、インフラ点検用ヘビ型ロボットアーム「Float Arm」、発電機内部の点検ロボット「GEEP」などを開発・提供しています。
今回の資金は、各種ロボットの国内外における販売・レンタルを加速させるためのサプライチェーンの強化、「HiBox」の機能強化などに充当します。
積水化学工業とは共同で新たなメンテナンス手法を切り拓き、インフラ点検作業のDX・自動化を進めていきます。
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我々の社会的な生活を支えているインフラ設備。これらは戦後高度成長期である1960年代に整備されたものが多く、利用が開始されてから50~60年ほど経過していることになります。
こうしたインフラ設備は老朽化が進んでいますが、予算不足によって充分な補修・修繕が実施されていない現状があります。
またインフラ業界は少子高齢化によって人手不足に陥っており、定期的な点検も充分に行えていません。
こうした老朽化したインフラの状況を象徴するような事故が、2012年12月に起こった「笹子トンネル天井板崩落事故」であるといわれています。
そのため、インフラ点検・修繕においては、安全性を確保しながら、効率化・省人化を実現するような仕組みが求められており、そのひとつとしてロボットが大きな注目を集めています。
ロボットは遠隔や自動で操作できるため、人間では危険な場所でも点検を行うことができます。
また、高度なセンサーなどを搭載することで、これまで困難だった検査・点検も可能となります。
ハイボットのロボットは、捜索・救助活動や、福島第一原子力発電所の廃炉作業などの現場でも利用されており、今後さらにさまざまな現場で活躍していくことでしょう。
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