創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年8月19日ePRO(電子的患者報告アウトカム)の取得に必要な各種サービスを網羅した新サービス「ePROプラットフォーム」がリリース
2022年8月18日、株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、「ePROプラットフォーム」の提供を「YaDoc」上で開始したことを発表しました。
「ePROプラットフォーム」は、ePRO(電子的患者報告アウトカム)の取得に必要な各種サービスを網羅したサービスです。
「ePROプラットフォーム」は、1週間でのePROのセッティング、セッティングの柔軟性、プロジェクト全体のサポート、専用コールセンター、ePRO機能をキッティングした端末のレンタル、データマネジメント機能、実臨床への展開などを特徴としています。
「YaDoc」はインテグリティ・ヘルスケアが提供する疾患管理システムです。
—
医師や専門家による解釈が追加されていない、患者(被験者)自身による主観的な評価のことを「患者報告アウトカム(PRO)」といいます。
PROは、患者の症状やQOLに関し、面接やアンケートによって被験者自身が評価して報告します。
PROが必要とされるのは、痛み・嘔気・疲労感などは患者本人しか体験できないものであるためです。
PROは臨床試験や臨床現場において活用されており、とくに臨床試験の場ではPROによる評価が医薬品や医療機器などの効能を確認するために重要な指標となります。
これまでPROの収集にあたっては紙媒体が多く利用されていましたが、近年はスマートフォンやタブレットで回答するePRO(電子的患者報告アウトカム)が活用されています。
ePROは、紙媒体のものよりデータの信頼性・品質が高く、データの追跡が簡単であるというメリットがあります。
また、来院ごとの紙媒体の回収などの作業が削減されるため、PRO収集における業務効率化も実現できます。
さまざまな領域でデジタル化を実現するサービスやツールが登場しています。これまで大きな負担が生じていた業務も効率化できる可能性があるため、積極的な導入を検討したいものです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 便利なサービス |
---|---|
関連タグ | ePRO ePROプラットフォーム インテグリティ・ヘルスケア 臨床試験 電子的患者報告アウトカム |
便利なサービスの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年8月14日、株式会社イーダームは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イーダームは、東京大学医科学研究所老化再生生物学分野の西村栄美教授の組織幹細胞技術をもとに、脱毛…
国立研究開発法人日本医療研究開発機構は、令和6年度 「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(創薬ベンチャー公募)」の第4回公募について発表しました。 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)では…
2023年5月17日、株式会社Buzzreachは、新株予約権付社債を2.5億円発行し資金調達を実施したことを発表しました。 Buzzreachは、治験実施医療機関向け治験業務管理システム「Study…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…