レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の「エブリー」とチラシアプリ「Shufoo!」の「ONE COMPATH」が業務提携

tips

2022年8月16日、株式会社エブリーは、凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATHと、業務提携契約を締結したことを発表しました。

エブリーは、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」や、ファミリー向け動画メディア「MAMADAYS」、ビジネスパーソン向け動画メディア「TIMELINE」を運営しています。

「DELISH KITCHEN」は、2015年から開始しているレシピ動画メディアです。プロが監修する5万本以上のレシピを3,000万人以上のユーザーへと届けています。

ONE COMPATHは、電子チラシサービス「Shufoo!」を提供しています。

今回の提携により、「DELISH KITCHEN」と「Shufoo!」のコンテンツを連携します。

第1弾として「Shufoo!」アプリ上で「DELISH KITCHEN」のレシピ動画を閲覧できるようになります。

また、2022年10月には「DELISH KITCHEN」に「Shufoo!」に掲載しているチラシの提供を開始する予定です。

今後、両社のノウハウを活用し、流通小売・メーカー企業のDX推進に向けた取り組みを協議していきます。

スーパーマーケットのチラシは、日々スーパーで買い物をする人にとって重要な情報源のひとつです。

特売の食材を中心に献立を考える人も多いため、チラシは家庭に対し大きな影響があるといえます。

以前はスーパーのチラシは新聞に挟まっている折込チラシが一般的でしたが、近年は新聞の購読数が減少しており、それに伴いWebやアプリ上で閲覧できる電子チラシが普及しています。

また、スーパーのチラシでは食材などを綺麗に見せるためカラーで印刷していることもありますが、カラー印刷はコストがかかります。チラシの電子化はこうしたチラシの印刷代といったコスト削減にも貢献しています。

ほかにもチラシアプリでは、クーポンの配布やイベントの告知など集客施策をユーザーに向けて展開できることも特徴的です。

そのためチラシアプリはスーパーなどの小売店と顧客をつなぐ存在へと成長してきています。

今回の「DELISH KITCHEN」と「Shufoo!」の連携は、レシピ動画と献立を考える際に活用されているチラシとの連携であるため、非常にシナジーが高いものであるといえます。

また、スーパーでは特売の商品以外の商品の購買意欲を掻き立てるような施策が必要となりますが、レシピはその施策のひとつとして有効なものであると考えられます。

特売の商品を利用した魅力的なレシピを提示できれば必要となる商品を併せて買ってくれる可能性が高まるでしょう。

エブリーは2018年からは食品スーパー向けにレシピ動画を配信できる店頭サイネージの提供を開始しています。今後スーパーなどの小売業においてオンラインとオフラインを融合させ、パーソナライズ化した販促によって顧客に新たな購買体験を提供するリテールメディア構想を掲げており、今回の「Shufoo!」との連携はその一環となります。

実店舗を中心とした小売業においてもデジタルマーケティングの重要性が高まっています。「冊子版創業手帳」では、創業期でも低コストで実施できるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ アプリ チラシ メディア レシピ 動画 小売 料理 株式会社 業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」運営の「Rehab for JAPAN」が7億円調達
2021年5月24日、株式会社Rehab for JAPANは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」を運営しています。 要介護者の…
「みんなの銀行」と「ピクシブ」が連携しクリエイターやファン向けの銀行(金融)サービス提供へ
2021年6月21日、株式会社みんなの銀行と、ピクシブ株式会社は、「金融」と「非金融」を組み合わせた新たな価値共創に向けて基本合意を締結したことを発表しました。 みんなの銀行は、スマホ完結のデジタルバ…
日本のものづくりブランドの承継と成長に取り組む「forest」が10億円調達
2023年11月13日、forest株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開してい…
出張シェフサービスや飲食事業者向けシェフマッチングサービスなどを展開する「シェアダイン」が18億円超調達
2024年11月13日、株式会社シェアダインは、総額18億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 シェアダインは、個人向け出張シェフサービス「シェアダイン」や、飲食事業者向けシェフマッチングサー…
家族信託サービス提供の「ファミトラ」が14億円調達
2021年12月15日、株式会社ファミトラは、総額約14億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家族信託サービス「ファミトラ」を提供しています。 認知症による資産凍結を防ぐため、家族信託の組成を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集