注目のスタートアップ

オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営する「フジア」が3.35億円調達

company

2022年8月2日、フジア株式会社は、総額3億3,500万円の資金調達を実施しました。

フジアは、オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営しています。

企業のバックオフィス業務を、必要なときにメール・チャットなどのオンラインでアシスタントに依頼できるサービスです。

経理・人事労務・総務業務などの事務作業、Webデザイン・サイト運営、翻訳、コール業務など幅広い依頼に対応しています。

今後、書類整理や紙ファイルの作成などのオフライン業務にも対応し、サービスを拡大していく予定です。

今回の資金は、「オンラインアシスタント」サービスの認知度の向上を目的としたマーケティング活動、「フジ子さん」で活躍する人材の獲得、サービス内容の自動化のためのシステム開発の加速に充当します。

バックオフィス業務は会社を運営していくために必要不可欠な業務です。

一方で創業期はリソースが足りず、経営者(起業家)本人がバックオフィス業務を担うケースがほとんどです。

しかし経営者がバックオフィス業務を担当してしまうと、本来リソースを割くべきコア業務がおろそかになってしまう可能性があります。これにより、成長が遅くなってしまったり、機会が失われるといった問題が生じています。

また、創業期はバックオフィス体制を構築することはコスト的に難しいため、構築が後回しになっているケースが多々あります。しかし成長段階になってもバックオフィス体制が構築できていない場合、請求・契約・人事労務の手続きなど、さまざまな段階でトラブルが発生してしまいます。

そのため創業期からバックオフィス体制を構築することを意識する必要があります。

近年はスタートアップや中小企業向けのバックオフィスのアウトソーシングサービスやスポット依頼サービスも増えています。

オンラインアシスタントはこうしたアウトソーシングサービスの一種であり、オンライン秘書やバーチャルアシスタントなどとも呼ばれています。

自社の業務を社外のスタッフがオンラインで代行してくれるサービスで、専門的なスキルが必要となる業務でも低コスト・短期間で利用できるため、スタートアップなど社内の環境が目まぐるしく変化する組織において有効に活用することができます。

フジア株式会社のコメント

このニュースを受けまして、フジア株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達により、「オンラインアシスタント」サービスの認知度を高め、利用者数を拡大するためのマーケティング活動、サービスを支え、オンラインアシスタント「フジ子さん」として活躍する人材の獲得、サービス内容の自動化に向けたシステム開発を加速し、さらなる成長を目指します。

・今後の展望を教えてください。

当社は「オンラインアシスタントを、日本でも当たり前に」をビジョンに掲げており、利用者数No.1を実現することがビジョンの実現につながるものと考えています。

ビジョンの実現により、新規事業が継続的に生まれる活力ある社会、すべての女性が輝く社会作りに貢献していきます。

また、現在ヒト中心に対応しているバックオフィス業務を自動化することで、「オンラインアシスタント」サービスをデジタルレイバー(仮想知的労働者)中心のサービスへと進化させていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

(代表取締役社長 山田真也氏からのメッセージ)

オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」は、私自身の起業経験から、創業期におけるバックオフィスのリソース不足に課題感を感じ、サービス提供によりこれらの課題を解決したいという強い思いからスタートしました。

「フジ子さん」ではお客様に寄り添いながら、起業家にとって便利なクラウドツールやそれを最大限活用したお勧めの経理や労務オペレーションなどのご提案もしています。

それは、起業家の皆様には、バックオフィス作業ではなく、ご自身の事業拡大に集中していただきたいという確固たる思いがあるからです。

また毎月ご利用時間の見直しが可能であり、起業家にとって正社員を雇うというかなり大きなリスクを軽減できます。

無料トライアルも随時受付けておりますので、この機会に是非ご利用ください。
(お問合せ先:https://fujiko-san.com

創業期はフットワークの軽い運営が求められます。事務作業などをアウトソーシングすることで、企業を成長させることに集中することができます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ アウトソーシング オンライン オンライン・アシスタント オンライン秘書 バーチャル・アシスタント バックオフィス フジア フジ子さん 人事労務 外注 株式会社 業務 経理 総務 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

一滴の尿からがんを早期発見する検査技術など開発の「Icaria」が資金調達 「Craif株式会社」に社名を変更
2020年6月17日、Icaria株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、Craif株式会社に社名変更したこともあわせて発表しました。 尿中に含まれているmicroRNAを高効率に分…
「Facilo」が2億円調達 不動産に特化したコミュニケーションクラウドを正式リリース
2023年2月22日、株式会社Faciloは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Facilo(ファシロ)」を正式リリースしたことも併せて発表しました。 「Facilo」は、不…
家具のサブスクリプションサービス「サブスクライフ」などを展開する「ソーシャルインテリア」が24億円調達
2024年1月11日、株式会社ソーシャルインテリアは、総額約24億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャルインテリアは、個人向けの家具のサブスクリプションサービス「サブスクライフ」、オフ…
デジタル貿易プラットフォームを開発・提供する「STANDAGE」が「C&Rインキュベーションラボ」からの出資により資金調達
2023年9月20日、株式会社STANDAGEは、株式会社C&Rインキュベーション・ラボから出資を受けたことを発表しました。 また、事業面での業務提携を視野に入れており、ブロックチェーンやAIなどWe…
汎コロナウイルスワクチンなど開発の「エピトマップ」が3億円調達
2021年12月16日、エピトマップ株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本全薬工業株式会社と、動物アレルギー検査株式会社です。 エピトマップは、理化学研究所人工…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集