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2022年8月2日外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」を提供する「フツパー」が4.2億円調達
2022年8月1日、株式会社フツパーは、総額4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
フツパーは、外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」を提供しています。
クライアント企業の環境に最適な構成・AIアルゴリズムを提案し、撮像環境構築・AIモデル構築・運用をワンストップで提供しています。
また、初年度は月額29.8万円、2年目以降は9.8万円という低価格を実現していること、エッジAIであるため処理速度が早く、汎用小型コンピューターで駆動することを特徴としています。
今後、ロボットアームなどを組み合わせた不良品除去の自動化、製造プロセス全体の最適化に向けたトータルソリューションの開発を推進していきます。
今回の資金は、セールス・エンジニア・コーポレートすべての部門での人材採用の強化、プロダクト開発の推進に充当します。
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製造業における目視検査とは、製造した製品・部品の品質を人の目でチェックする検査のことです。不良品を検出することを目的に実施されています。
近年は画像検査システムによる検査の自動化が進んでいますが、システムでの検知が難しい色ムラやキズの度合いなどについては目視検査が用いられています。
一方で、目視検査は人間の目で行うものであるため、検査員の能力や体調によって検査の品質が左右されてしまうことや、人手不足により検査員の確保が難しくなっていることなどが課題となっています。
そのため近年は、既存の画像検査システムよりも高精度な検知が可能となる、AIを活用した外観検査サービスの注目が高まっています。
AI外観検査サービスは、上記の人の目による目視検査の課題を解決するだけでなく、人間には難しいスピードでの検査も可能となるため、生産性の向上が期待できます。
株式会社フツパーのコメント
このニュースを受けまして、株式会社フツパー 代表取締役 CEO 大西洋氏よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
主な目的は事業拡大のための人材採用の強化です。関東支社も設立し、外観検査のソリューションを全国展開していくとともに、新規のプロダクト開発も行い、より多くのお客様に製造現場の課題を解決するサービスを提供していきたいと考えています。
・今後の展望を教えてください。
現在は検品・検査工程という一部工程の自動化に注力していますが、そこから検品後の除去機構の追加や不良の原因特定データ解析等にも取り組んでいき、工場全体の最適化を担うことができるソリューションを開発していきます。また、全国だけでなく、日本品質の検査基準を海外に持っていき、全世界でサービス提供をしていきたいと考えています。
・読者へのメッセージをお願いします。
起業を目指している人、スタートアップに関わっている人は、全員仲間だと思っています。ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
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