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2022年7月12日ゲノム・生体情報解析のトータルソリューション「Chrovis」を開発・提供する「テンクー」が7億円調達

2022年7月11日、株式会社テンクーは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。
テンクーは、ゲノム・生体情報解析のトータルソリューション「Chrovis」の開発とサービス提供を行っています。
高速かつ自動的なデータ解析や、解析結果に対し臨床現場での判断に役立つ情報を付け加えるアノテーション、エビデンスにもとづいたレポートの生成を行い、ゲノム医療をシステム面でサポートしています。
今回の資金は、「Chrovis」の機能・サービス拡張・開発の加速、人材採用に充当します。
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ヒトゲノム(人間の全遺伝子情報)の解読が2003年に完了してから、解析技術や情報処理技術の開発が進み、ゲノム情報の活用のハードルは大きく下がりました。
ゲノム情報は医療でも活用されており、国内では2019年6月1日からがんゲノム医療が保険適用されています。
がんゲノム医療では、主にがん組織を使って多数の遺伝子を同時に調べるがん遺伝子パネル検査により、個々人の遺伝子の変化や遺伝子の違い(遺伝子変異)を解析します。
そして、がんの性質を明らかにしたり、体質・がんに合わせた治療の選択を行い、それぞれの患者に最適ながん治療を実現しています。また、がん遺伝子の特徴を調べ、現在実施中の知見などの臨床研究を探すことにも用いられています。
一方で、がん遺伝子パネル検査では、結果の解釈やどのような治療法を行うのが最適なのかを決定するのに時間がかかることが課題となっています。
テンクーは「Chrovis」の提供を通じ、ゲノム医療の発展に貢献しています。
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