「SUSHI TOP MARKETING」と「​大日本印刷」がNFTを活用したコンテンツビジネスで業務提携

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2022年7月12日、SUSHI TOP MARKETING株式会社は、​大日本印刷株式会社と、業務提携することを発表しました。

SUSHI TOP MARKETINGは、ブロックチェーン上の公開情報からユーザーが所有するNFTを確認し、属性・趣味・趣向などを推測し、親和性の高いNFTの配布や企業の製品・サービスの訴求を行う、トークングラフマーケティングを展開しています。

また、誰もが簡単にNFT配布と受け取りを可能とするサービス「NFT Top Shot」など、NFT関連サービスを開発・提供しています。

今回の大日本印刷との提携により、コンテンツ事業者とファンをつなぐ新サービスの創出に向けた共同研究を推進します。

第1弾として、ファンによる応援活動をブロックチェーン上に記録する「推し活NFT」のサービス開発を行います。

「推し活NFT」では、譲渡不可能なNFTである「Soulboundトークン(SBT)」の仕様により、未来永劫なくなることがない推し活の記録となることを目指します。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用した、デジタルデータに唯一無二の資産的価値を付与する技術や、NFT技術を利用したデータのことを指します。

デジタルデータは容易にコピーや改竄できるため、海賊版などの不正な流通を防ぐことが難しく、とくにプロテクト技術の利用や訴訟などが難しい個人のクリエイターは不正な流通に悩まされています。

またデジタルデータは、一点ものや限定販売など、流通数を絞って価値を高めるといったことが難しいという課題を抱えていました。

NFTはこうした課題を解決してくれるものです。そのため、インターネット上での活動を健全にし活性化させていくため、ブロックチェーンやNFTを基盤技術として実装するための取り組みや、NFTを活用したクリエイター経済圏の構築が進んでいます。

また、ブロックチェーンは公正で透明な取引を実現できるというメリットだけでなく、ブロックチェーン上に記録されたデータは一生消えることがないという特徴も持っています。

この特徴を活用したNFTに「Soulboundトークン(SBT)」というものがあります。

所有者はSBTを他者に譲渡できないため、たとえば何らかの資格の証明書として活用することができます。将来的にはこの技術を利用し、免許・学歴・所得などを管理できるようになると考えられています。

今回の提携によりSUSHI TOP MARKETINGと大日本印刷は、このSBTの特徴を活用したサービス・プロダクトの可能性を探っていくようです。

SUSHI TOP MARKETING株式会社のコメント

このニュースを受けまして、SUSHI TOP MARKETING株式会社 代表取締役 徳永大輔氏よりコメントが届きました。

・今回の業務提携の目的は何ですか?

ICカードや印刷物を通じてNFTを配布できる弊社のソリューションにシナジーが期待できるから

・今後の展望を教えてください。

IPコンテンツや商業印刷を通じてWeb3.0エコシステムを拡大すること

・読者へのメッセージをお願いします

Sushi Top社は印刷物などの身近な商品にNFTをアドオンすることで、日本発のWeb3.0経済圏を牽引したい考えです。DNP様との協業により、より生活の身近なところにWeb3.0への入り口を作って参ります。

ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は、時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

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