注目のスタートアップ

AI活用を得意とするDXのプロフェッショナル集団の「AMBL」が「テレビ朝日」と協業 eラーニング事業に進出

company

2022年7月5日、AMBL株式会社は、2022年3月1日のグループ企業との合併時に既存の教育事業を株式会社eduleapとして新設分割し、株式会社テレビ朝日からの増資を受けて本格的にeラーニング事業に着手することを発表しました。

AMBLは、AI活用に強みを持つDXのプロフェッショナル集団です。AIだけでなく、クラウドネイティブ、UXデザイン、マーケティングという事業領域を活用し、総合的にDXを支援しています。

また、2019年にはAIとエンジニア育成のための教育事業を立ち上げ、未経験者や新卒社員の育成、クライアント企業の教育育成支援を展開しています。

この教育育成支援業務を事業としてより成長させるため、資本関係にあるテレビ朝日メディアプレックスのつながりでテレビ朝日との資本提携を実施しました。

eduleapでは、IT・AIの実践経験がない人から最新技術を学びたい人まで、幅広い層に向けたコンテンツを作成します。

また、独自開発のAIを組み込んだeラーニングプラットフォーム「LMS(Learning Management System)」を活用し、ユーザーごとに最適なカリキュラムの作成と、学習教材の配信、受講状態、成績などの統合管理を実現します。

「LMS」は、学習中のユーザーの表情を画像分析し集中力を計測する集中度計測AIと、演習問題の結果によってユーザーごとに必要な学習コンテンツをAIが判断するアダプティブラーニングを特徴としています。


経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXはテクノロジーの積極的な導入により企業経営を根本から変革し、競争的な優位を確立することを意味します。

DXの推進のためにはIT人材が必要となりますが、多くの企業ではIT人材の質・量ともに不足していることが大きな課題となっています。

さらに、経済産業省は2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測しています。

このことからIT人材を育成する仕組みのニーズが高まっているのです。

eラーニングはオンラインで学習できるサービスであるため、空いた時間に取り組めることが大きなメリットです。

社員へのIT教育では働きながら実施するケースが多いため、eラーニングは相性の良い学習方法であるといえます。

成功できる起業家になるためには、やはり勉強が欠かせません。「冊子版創業手帳」では、成功している起業家のインタビューを多数掲載しています。先人の思考やアイデアを知ることは、新たなビジネスの創造に役立つことでしょう。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AMBL DX eduleap eラーニング LMS アダプティブラーニング エンジニア テレビ朝日 プラットフォーム 学習 学習教材 教育 株式会社 活用 育成 資本提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代の自動搬送システムを開発・提供する「LexxPluss」が資金調達
2023年5月11日、株式会社LexxPlussは、株式会社日本政策金融公庫から資本性ローン2億円の調達を実施したことを発表しました。 LexxPlussは、自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」や…
コワーキングスペースの運営などを手がける「ATOMica」が4.8億円調達
2023年5月18日、株式会社ATOMicaは、総額約4億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ATOMicaは、出会い・交流・共創を持続的に生みだすソーシャルコワーキング「ATOM…
カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所」の運営などを手がける「渋谷ブレンドグリーンエナジー」が5,000万円調達
2023年8月10日、渋谷ブレンドグリーンエナジー株式会社は、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 渋谷ブレンドグリーンエナジーは、カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボ…
生体データ事業など展開の「enstem」が2,500万円調達
2020年6月25日、株式会社enstemは、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 生体データ事業と、マーケティング・デザイン事業を展開しています。 今回、生体データ事業で積み重…
2022年4月にeスポーツエンターテインメント施設「RED° TOKYO TOWER」オープン予定の「東京eスポーツゲート」が3億円調達
2021年10月27日、東京eスポーツゲート株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 東京タワー直下の東京タワーフットタウンビル(1階/3階/4階/5階)に、eスポーツを軸とし…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集