創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年7月4日応援型アートプラットフォーム「IMAJIN(仮)」を開発する「Porro」が資金調達

2022年7月1日、株式会社Porroは、資金調達を実施したことを発表しました。
Porroは、応援型アートプラットフォーム「IMAJIN(仮)」を開発しています。
月額メンバーシップを通じ、熱心なファンから作品・活動をサポートしてもらえるサービスです。
2022年秋冬にα版のローンチを予定しています。
porroはほかに、アート作品のセレクトショップ「HIRUCO」、壁画アート・キッチンカー・植栽・DJイベントなどのイベント事業、ロゴ・名刺・印鑑制作・グラフィックデザインなどのクリエイティブ事業を展開しています。
—
2021年の日本のアート産業市場は2,781億円と推計されています。また、アート作品が直接関わる美術品市場は2,186億円となっています(※1)。
世界のアート市場は7兆円~8兆円の規模であるため、国内アート市場は非常に小さいものであり、まだまだ成長の余地があるといわれています。
国内では日常的にアート作品を購入するという文化が形成されていないため、アートで食べていける人はごく一握りの存在となっています。
一方で、アクセサリーなどのハンドメイド作品を売買するハンドメイドEC市場は順調に拡大しています。こうしたハンドメイド作品は、アクセサリーや、財布、ファッションアイテム、生活雑貨など実用的な作品が多くなっています。
こうしたハンドメイド作品を購入する動機としては、作品が気に入ったから、日常を豊かにしてくれそうだから、作者を応援したいからなどが挙げられます。
一方で、絵画など観賞用のアート作品についても、生活空間を彩り、日常を豊かにしてくれるものであることには変わりありません。実際、アメリカやヨーロッパなど絵画を日常的に購入する国では、絵画は家具・インテリアと同じ扱いを受けています。
そのため、国内のアート市場を活性化させていくには、「飾る」アート作品も日常に寄り添い、生活を豊かにしてくれるものであるという価値観を醸成したり、アーティストの思いや現状などを発信していくことが重要であると考えられます。
新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
(※1)出所)「日本のアート産業に関する市場調査2021」エートーキョー(株)、(一社)芸術と創造
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | アーティスト アート クリエイター クリエイティブ ファン・コミュニティ プラットフォーム 株式会社 美術 芸術 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年12月18日、株式会社EC-GAINは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、同社が運営するECプラットフォーム「temite(テミテ)」を台湾でも利用可能にしたことも併せて発表しま…
2022年8月5日、株式会社アドレスは、資金調達を実施したことを発表しました。 アドレスは、定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress(アドレス)」を運営しています。 全国の空き家を活用した住…
2020年6月25日、株式会社レスタスは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オーダーメイド商品の製作・販売プラットフォーム「名入れ製作所」を運営しています。 テクノロジーを活用す…
2023年4月13日、株式会社Swishは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、営業担当者・積算担当者・デザイナーの見積業務効率化を実現する「Swish」β版の提供を…
2025年9月19日、アイクリスタル株式会社は、総額4億5000万円の資金調達を発表しました。 アイクリスタルは、AIを活用したプロセスインフォマティクスで半導体製造プロセスを始めとした製造業の製造プ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

