注目のスタートアップ

応援型アートプラットフォーム「IMAJIN(仮)」を開発する「Porro」が資金調達

company

2022年7月1日、株式会社Porroは、資金調達を実施したことを発表しました。

Porroは、応援型アートプラットフォーム「IMAJIN(仮)」を開発しています。

月額メンバーシップを通じ、熱心なファンから作品・活動をサポートしてもらえるサービスです。

2022年秋冬にα版のローンチを予定しています。

porroはほかに、アート作品のセレクトショップ「HIRUCO」、壁画アート・キッチンカー・植栽・DJイベントなどのイベント事業、ロゴ・名刺・印鑑制作・グラフィックデザインなどのクリエイティブ事業を展開しています。

2021年の日本のアート産業市場は2,781億円と推計されています。また、アート作品が直接関わる美術品市場は2,186億円となっています(※1)。

世界のアート市場は7兆円~8兆円の規模であるため、国内アート市場は非常に小さいものであり、まだまだ成長の余地があるといわれています。

国内では日常的にアート作品を購入するという文化が形成されていないため、アートで食べていける人はごく一握りの存在となっています。

一方で、アクセサリーなどのハンドメイド作品を売買するハンドメイドEC市場は順調に拡大しています。こうしたハンドメイド作品は、アクセサリーや、財布、ファッションアイテム、生活雑貨など実用的な作品が多くなっています。

こうしたハンドメイド作品を購入する動機としては、作品が気に入ったから、日常を豊かにしてくれそうだから、作者を応援したいからなどが挙げられます。

一方で、絵画など観賞用のアート作品についても、生活空間を彩り、日常を豊かにしてくれるものであることには変わりありません。実際、アメリカやヨーロッパなど絵画を日常的に購入する国では、絵画は家具・インテリアと同じ扱いを受けています。

そのため、国内のアート市場を活性化させていくには、「飾る」アート作品も日常に寄り添い、生活を豊かにしてくれるものであるという価値観を醸成したり、アーティストの思いや現状などを発信していくことが重要であると考えられます。

新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

(※1)出所)「日本のアート産業に関する市場調査2021」エートーキョー(株)、(一社)芸術と創造​

カテゴリ 有望企業
関連タグ アーティスト アート クリエイター クリエイティブ セレクトショップ ファン・コミュニティ プラットフォーム 株式会社 美術 芸術 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

サブスクリプション事業者向けLTV/解約率改善サービス「KiZUKAI」が正式リリース
2021年2月8日、株式会社KiZUKAIは、「KiZUKAI」を正式リリースしたことを発表しました。 「KiZUKAI」は、サブスクリプション事業者向けの、LTV/解約率改善サービスです。 収集・蓄…
荷主と配送パートナーをつなぐプラットフォーム「PickGo」など提供の「CBcloud」が60億円調達
2021年12月17日、CBcloud株式会社は、総額約60億円の資金調達を実施したことを発表しました。 荷主と配送パートナーを直接つなぐプラットフォーム「PickGo」や、運送会社向け業務支援システ…
こだわり生産者が集うオンライン直売所「食べチョク」運営の「ビビッドガーデン」が6億円調達
2020年8月5日、株式会社ビビッドガーデンは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 こだわり生産者が集うオンライン直売所「食べチョク」を運営しています。 こだわりを持つ生産者から、直接…
「ラブレター」が3,000万円調達 応援広告マッチングプラットフォーム「推しダム」をリリース
2022年9月28日、株式会社ラブレターは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、応援広告マッチングプラットフォーム「推しダム」をリリースしたことも併せて発表しています。 「推…
独自の免疫測定技術を活用したPOCT向け免疫センサーデバイスを開発する「イムノセンス」が5億円調達
2023年2月2日、株式会社イムノセンスは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イムノセンスは、大阪大学産業科学研究所・民谷特任教授が開発した、免疫反応と電気化学反応を組み合わせた免疫…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集