注目のスタートアップ

飲食店の業務をAIで効率化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを展開する「Goals」が15.5億円調達

company

2022年6月29日、株式会社Goalsは、総額15億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Goalsは、AIによる需要予測型自動発注クラウドサービス「HANZO 自動発注」と、飲食店特化型AI売上予測サービス「HANZO 売上予測」を提供しています。

「HANZO 自動発注」は、雨天時の売上の落ち込みや、季節によって変化する注文のトレンドなどを加味したAI売上予測により、適切な発注管理を実現するクラウドサービスです。

「HANZO 売上予測」は、AIによって高精度な売上予測と、売上予測によるシフト作成の効率化を実現するクラウドサービスです。

今後、食品需要データを活用し、食品流通企業や食品メーカーの在庫最適化といったアプローチにより、食品産業全体の食品ロス削減などを実現する新サービスの開発を進める予定です。

今回の資金は、プロダクト開発、人材採用に充当します。

売上予測や需要予測は、仕入れ・生産・販売・人材配置など幅広い計画に関わってきます。需要予測の精度が良くなればなるほど損失の少ない計画を立てられるため、高精度の予測は非常に重要です。

飲食店は客商売であるため、売上予測については経験と勘と度胸がすべてであると考えられていましたが、AIの発展は、こうした従来は分析や予測が困難な領域においても、高精度な分析・予測を可能にしています。

一方で、飲食店はコロナ以前から人手不足が深刻な課題となっていました。この人手不足の課題を解決するにはデジタル化による効率化が重要であると頭ではわかっていても、日々の営業に時間が取られてしまい、デジタル化を推進することができなでいた事業者は数多く存在しました。

しかしコロナ禍によって飲食店は深刻な打撃を受けることになってしまいました。コロナ禍を乗り切るため、混雑予想や、モバイルオーダー、デリバリーなどデジタルを積極的に活用する必要性が高まりました。

AIによる売上予測は、この流れで導入する事業者が増えており、多くの飲食店の業務効率化やフードロス削減に役立っています。

また、売上予測を、経験と勘に頼っていたものからデータを軸にしたものに転換することで、どのような人材でも売上を予測することが可能になります。そのため、人手不足の解消も同時に実現できます。

コロナ禍によってデジタル化の効果の認知が進んでいるため、飲食店におけるデジタル化は今後も大きく進んでいくと考えられます。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI HANZO HANZO 売上予測 HANZO 自動発注 クラウドサービス シフト作成 シリーズ フードロス 効率化 在庫管理 売上予測 株式会社 発注 資金調達 食品 食品ロス 飲食 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

モビリティのシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCLING」「HELLO MOBILITY」などを展開する「OpenStreet」が22億円調達
2023年3月10日、OpenStreet株式会社は、総額22億円の資金調達を実施したことを発表しました。 OpenStreetは、自転車のシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCLING」、…
ユーザーヒアリングを高速化させるリサーチプラットフォーム「Zerone」運営の「トリピア」が資金調達
2021年10月12日、株式会社トリピアは、資金調達を実施したことを発表しました。 仮説検証に必要なユーザーヒアリングを高速化させるリサーチプラットフォーム「Zerone(ゼロン)」を運営しています。…
観測ロケット・超小型人工衛星打ち上げロケット開発・製造の「インターステラテクノロジズ」が17.7億円調達
2021年12月17日、インターステラテクノロジズ株式会社は、総額17億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 観測ロケット「MOMO」と、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」を…
クラウドサービスの導入・運用やDXコンサルティング事業を展開する「ウフル」が資金調達
2022年11月10日、株式会社ウフルは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、紀陽キャピタルマネジメント株式会社が運営する紀陽成長支援1号投資事業有限責任組合です。 ウフルは、自社サービ…
スマホからセラピストを呼べるリラクゼーションマッチングアプリ提供の「HOGUGUテクノロジーズ」が資金調達
2021年12月20日、株式会社HOGUGUテクノロジーズは資金調達を実施したことを発表しました。 訪問型リラクゼーションサービス「HOGUGU(ホググ)」を運営しています。 自宅・滞在中のホテル・オ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集