「NTTアドバンステクノロジ」が「オルツ」と共同で「AI GIJIROKU MAX」β版をリリース

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2022年6月28日、NTTアドバンステクノロジ株式会社は、株式会社オルツと共同で、新サービス「AI GIJIROKU MAX」β版の提供を開始したことを発表しました。

「AI GIJIROKU MAX」は、NTTアドバンステクノロジが提供するマイクロフォンモジュール「Voice Compass」と、オルツが提供中の自動議事録ツール「AI GIJIROKU(AI議事録)」を組み合わせた、利用時の話者分離と認識精度を高精度化するサービスです。

「Voice Compass」は、12方向分離マイクロフォンモジュールであり、ひとつのデバイスで6話者までの集音が可能となるという特徴を持っています。

複数人が声を重ねず順次発話した場合で95%以上の精度で文字起こしでき、同時発話の場合でも90%以上の精度を記録しています。

この「Voice Compass」と自動議事録ツール「AI GIJIROKU」を連携させることで、複数名の会議における高精度の文字起こしを実現しています。

オルツは、AIソリューションの開発・提供のほか、個人の意思をデジタル化(デジタルなクローンを作成)し、クラウド上に配置することでデジタル作業を肩代わりさせることを目的としたAI「P.A.I.」の開発を進めています。

議事録は会議の内容や決定事項などをまとめ、あとから会議の内容を再確認したり、会議に参加していない人にも内容を共有するために必要となるものです。

議事録の作成は必須ともいえる業務ですが、良い議事録を作成するには手間がかかること、中小企業などでは議事録を作成する時間がとれないことなどが課題となっています。

この課題を解決するのがAIによる自動文字起こしです。

たとえば、テレワークの普及によって、Web会議システム(ビデオ会議)による会議も増えました。こういったWeb会議システムには、AIを活用した自動文字起こし機能が搭載されていることも多く、さまざまな企業で業務効率化に役立てられています。

また、現実空間での会議ではボイスレコーダーやスマートフォンなどで音声を録音し、のちほど文字起こしして議事録を作成するという手順を踏みます。こういった音声ファイルから自動で文字起こしするツールもあり、議事録作成を効率化できます。

一方で、こういった会議において複数の会話が重なることはよくあります。AIは重なった音声を文字起こしすることは苦手であるため、この部分は人間が手作業で文字起こしする必要があります。

今回NTTアドバンステクノロジとオルツが共同でリリースした「AI GIJIROKU MAX」は、複数の方向の音を分離して集音するマイク「Voice Compass」を活用することで、AIによる文字起こしを高精度にするサービスです。このサービスを活用することで、議事録作成のさらなる効率化を実現できます。

人手不足が深刻になってきている中、業務効率化は多くの企業で喫緊の課題となっています。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

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NTT-AT、オルツと協業で「AI GIJIROKU MAX」β版をリリース

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