注目のスタートアップ

独自の長鎖DNA合成技術を活用した事業を展開する「オリシロジェノミクス」が「旭化成メディカル」から資金調達

company

2022年6月6日、オリシロジェノミクス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、旭化成メディカル株式会社です。

オリシロジェノミクスは、独自の長鎖DNA合成技術を活用し、研究用試薬の製造・販売や、DNAライブラリー作成を中心とする共同開発、プラスミドDNA製造のための技術ライセンス事業を展開しています。

今回、旭化成メディカル株式会社から出資を受け、ヘルスケア領域を対象とした事業シナジーを軸に事業展開を加速させていきます。

オリシロジェノミクスの長鎖DNA合成技術は、細胞を使わずに長鎖DNAを増幅できる画期的な技術です。

長鎖DNAの増幅はバイオ研究には欠かせない技術なのですが、現在は主に大腸菌などの微生物の細胞が使われています。

この微生物の細胞を使った長鎖DNAの増幅では、莫大な数の短いDNAの断片をつなぎ合わせていかなくてはならないため、手間と時間がかかることが課題となっていました。

オリシロジェノミクスの長鎖DNA合成技術は、細胞を使わず試験管内で長鎖DNAの複製と増幅ができる技術です。数時間で長鎖DNAを合成でき、最終的にはさまざまな種類のゲノムの合成が可能となります。

長鎖DNA合成技術は、ゲノム創薬のさらなる発展、タンパク質の機能改良、生物の機能の構築など、さまざまな領域に大きな革新をもたらすものとして、注目を集めています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DNA オリシロジェノミクス ゲノム バイオ・テクノロジー 技術 旭化成メディカル 株式会社 研究開発 資金調達 長鎖DNA合成技術 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

有機半導体レーザーの実用化に取り組む「KOALA Tech」が5.7億円調達
2024年11月18日、株式会社KOALA Techは、総額5億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KOALA Techは、スマートフォンディスプレイ用の有機EL(OLED)技術を基…
物語を通じて作家・作品と出会うEコマース「ナラティブ・プラットフォーム」を運営する「物語運輸」が資金調達
2024年1月5日、物語運輸株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 物語運輸は、物語を通じて作家・作品と出会うEコマース「ナラティブ・プラットフォーム(ナラプラ)」を運営しています。 職人…
Z世代向けマーケティング事業展開の「uzumaki creative」が3,000万円調達 NFTアートプロジェクト「AR Mask Club」を発表
2022年3月2日、株式会社uzumaki creativeは、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、NFTアートプロジェクト「AR Mask Club」も併せて発表しま…
LPの制作・運用・改善を支援するノーコードツール「smartLP」を提供する「aifie」が7,000万円調達
2022年10月25日、aifie株式会社は、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 aifieは、LP(ランディングページ)の制作から運⽤・改善のオールインワンプラットフォーム「…
IT投資におけるスマートな意思決定をサポートするSaaS「digsas」クローズドα版がリリース
2020年12月15日、株式会社digsasは、「digsas」のクローズドα版を2021年1月4日にリリースすることを発表しました。 「digsas」は、IT投資におけるスマートな意思決定をサポート…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集