注目のスタートアップ

自治体施策の情報収集から申請までを効率化する「47pass」を開発する「FromTo」が6,000万円調達

company

2022年6月7日、株式会社FromToは、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

FromToは、自治体施策の情報収集から申請までを効率化する情報プラットフォーム「47pass」を開発しています。

全国の自治体施策情報を一元管理することで情報収集を効率化し、アドバイザーによって施策申請を支援することで、企業の地方事業展開をサポートするサービスです。

自治体施策としては主に実証実験の領域に注力し、自治体が抱える課題の解決と、企業の仮説検証や販路開拓を同時に支援します。

「47pass」のリリースは2022年6月下旬を予定しています。

今回の資金は、「47pass」の開発強化、人材採用、マーケティングなどに充当する予定です。

SDGs(持続可能な開発目標)が示され、企業による社会課題の解決に注目が集まっています。

社会課題の解決を目的としたビジネスを立ち上げるスタートアップも増えており、その取り組みも大きく広がってきています。

スタートアップはそのアイデアの革新性だけでなく、組織としての身軽さも特徴のひとつです。

一方で、法律や条例などのしがらみによって、そのアイデアを試せないでいるスタートアップも多く存在しています。

自治体としても地域課題の解決のためにスタートアップを呼び込みたいという考えが強くなってきています。

そのため自治体は、アクセラレーションプログラムを開催し最適なスタートアップに実証実験の場や資金などを提供したり、自治体・地域の課題を公表し解決に役立つアイデアやサービスを募集したりしています。

アクセラレーションプログラムについてはVCや企業と共同で行うことも多いため広くPRされるのですが、解決策の募集や補助金情報などはあまり知られることがなく、活用されていない現状があります。

FromToは、自治体施策を一元管理して検索できるようにする「47pass」の提供を通じ、この課題を解決することを目指しています。

社会課題の解決は、ビジネスとして行えるものもあります。しかしビジネスとして成立させるためにハードルがあることも少なくなく、継続的に資金を必要とする企業もあるでしょう。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ プラットフォーム 一元管理 事業 企業 効率化 地方 実証実験 展開 情報 情報収集 支援 株式会社 申請 自治体 販路開拓 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI応用技術メディア「アイブン」運営の「Parks」が資金調達
2019年12月17日、株式会社Parksは、資金調達を実施したことを発表しました。 AI応用技術メディア「アイブン」を運営しています。 2019年12月現在、産業に使えるAI技術ナレッジを400件リ…
サッカー選手やJリーグクラブ向け英語教育を展開する「Rodansnap」が資金調達
2022年9月12日、株式会社Rodansnapは、資金調達を実施したことを発表しました。 全国のサッカークラブ(小学生~高校生)や、Jリーグに所属するサッカー選手・Jリーグクラブを対象としたオンライ…
新入社員・職員の教育計画や人が育つ仕組みを構築する「Tenmaru式教育カリキュラム設計サービス」がリリース
2022年4月15日、株式会社Tenmaruは、「Tenmaru式教育カリキュラム設計サービス」をリリースしたことを発表しました。 「Tenmaru式教育カリキュラム設計サービス」は、新入社員・職員の…
気軽に導入・使用できるロボットハンドの実現を目指す「Thinker」が5億円調達
2025年8月8日、株式会社Thinkerは、総額5億円の資金調達を発表しました。 Thinkerは、主に製造現場などで、家電のように気軽に導入・使用できるロボットハンドの実現を目指しています。 その…
図面管理システム「ズメーン」を運営する「Fact Base」が44億円調達
2025年11月27日、株式会社Fact Baseは、総額44億円の資金調達を発表しました。 引受先は、Insight Partners Inc.(本社:アメリカ・ニューヨーク)です。 Fact Ba…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集