注目のスタートアップ

コンサルティング事業の「ピアズ」が12.75億円調達 「ウィル」と「マックスプロデュース」を連結子会社化

company

2022年5月30日、株式会社ピアズは、借入により12億7,500万円の資金調達を実施することを発表しました。

また、2022年5月30日開催の臨時取締役会において、株式会社ウィルと株式会社マックスプロデュースの発行済株式総数の100%を取得することによる連結子会社化について決議したことも併せて発表しました。

今回の資金調達は、このM&A実施に伴うものです。

ピアズは、店舗DX事業や、働き方革新事業、セールスプロモーション事業などを展開するコンサルティングファームです。

ウィルは、通信キャリア業界向けの人材派遣、人材育成サービス、企画プロモーションを展開する人材派遣会社です。

マックスプロデュースは、社員総会・株主総会・社内運動会・社員表彰式など、インナーイベントを主としたイベント制作・プロデュース・映像制作を展開しています。

これまで通信キャリアでは中高年のユーザーも多いため、これらユーザーへのサポートは携帯ショップで対面で行うことがほとんどでした。

また、対面でのサポートは、その場でユーザーのスマートフォン・携帯電話を直接操作できるという大きなメリットがあったため、無理をしてオンラインでのサポートに移行するということは行われてきませんでした。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により、こういった携帯ショップにおいても対面でのサービスの提供が難しくなり、オンラインでのサポートのニーズが急速に高まりました。

ピアズは、こうしたオンライン接客のニーズの高まりから、オンライン接客システム「ONLIX(オンリンクス)」といった新たな事業も展開しています。

「ONLIX」は、不動産・保険・ホテル・商業施設・旅行代理店・観光案内所など様々な業態で活用できる接客システムです。

今回子会社となるウィルは、通信キャリア業界向に人材派遣事業を展開しています。これにより、通信キャリア向けのオンライン接客についてサービスを拡充していくと考えられます。

また、ピアズは子会社の株式会社メタライブを通じ、ライブエンターテイメント、ファンコミュニティ、グッズコマースといったエンターテインメント事業にも乗り出しています。

今回のマックスプロデュースの子会社化により、クリエイティブ力を向上させ、さらに事業を拡大していくと見られます。

事業の拡大には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ウィル オンライン接客 コンサルティング ピアズ プロデュース マックスプロデュース 借入 子会社 店舗DX 株式会社 資金調達 通信キャリア
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

iPS細胞由来の細胞移植による角膜内皮再生医療の事業化を目指す「セルージョン」が28.3億円調達
2023年6月7日、株式会社セルージョンは、総額28億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルージョンは、iPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す独自技術をもとに、水疱性角…
自動車への広告出稿・効果測定可能な広告プラットフォーム「WithDrive」提供の「Essen」が資金調達
2022年5月31日、株式会社Essenは、資金調達を実施したことを発表しました。 Essenは、車両広告プラットフォーム「WithDrive」を提供しています。 自動車のリアガラスに広告を掲載して収…
体重測定できるバスマット「スマートバスマット」を展開する「issin」が5.3億円調達
2023年1月19日、issin株式会社は、総額5億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 issinは、体重測定できるバスマット「スマートバスマット」を開発・販売しています。 見た目…
日程調整を効率化するカレンダープラットフォーム提供の「Spir」が2億円調達
2021年5月13日、株式会社Spirは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カレンダープラットフォーム「Spir(スピア)」を提供しています。 利用している複数のカレンダーと連携し、…
分散型エネルギーの接続問題を解決する「Public Power HUB」を展開する「EX4Energy」が1億円調達
2023年3月22日、EX4Energy株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 EX4Energyは、東京大学 生産技術研究所 野城智也教授・馬場博幸特任准教授の研究成果を活用し、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集