注目のスタートアップ

新素材「ナノマテリアルコート」の研究開発を行う「ハドラスホールディングス」が8.5億円調達

company

2022年5月24日、ハドラスホールディングス株式会社は、総額約8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ハドラスホールディングスは、対象物にコーティングすることで超薄膜を形成する機能性薄膜、ナノマテリアルコートの研究開発を行っています。

非常に薄いコーティングであるため、塗布対象物の重量・外観・触感をほとんど変えることがありません。

材料により、抗ウイルス・抗菌・防カビ・防汚・防錆・防傷などの機能を付加することができます。

バッテリーの導電性の向上や電磁波遮蔽など、これまでの技術では不可能だったコーティング剤の開発に挑戦しています。

2022年5月現在、高純度ナノレベルコーティング剤「ハドラス(HardoLass)」・抗ウイルス・抗菌機能を持った「Dr.ハドラス」や、業界別のコーティング剤の製造販売を行っています。

今回の資金は、研究開発を加速させるための専門人材・営業人材の確保、設備強化、ブランディング強化のためのマーケティングに充当します。

コーティングとは、対象物の表面に何らかの被膜加工を施すことです。

目的に応じた多種多様なコーティング剤があり、素材そのものの機能だけでは足りない場合、コーティング剤を塗布して機能を追加します。

たとえば我々が普段使っているスマートフォンですが、ディスプレイはガラスでできています。このガラスを指によって操作することが多いのですが、そうするとガラスの細かい凹凸に皮脂などの汚れが付着し汚くなっていきます。これを防ぐため、ほとんどのスマートフォンのディスプレイにはガラスコーティングが施されています。

このようなコーティングは見た目にも触覚にもコーティングされていることがわからない場合がほとんどです。それでいながら抗ウイルス・抗菌などの機能を付け加えることができるため、非常に多くの商品で利用されています。

新型コロナウイルス感染症の流行によって感染症対策が重要となったことで、店舗や事業所内を抗ウイルス・抗菌の機能を持ったコーティング剤でコーティングするといった対策もよく見られます。

研究開発には多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Dr.ハドラス HardoLass ウイルス コーディング コーティング剤 ナノマテリアルコート ハドラス ハドラスホールディングス 抗菌 新素材 株式会社 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

eスポーツ・チーム「REJECT」運営の「CYLOOK」が3.6億円調達 「REJECT」に社名変更
2021年4月26日、株式会社CYLOOKは、総額約3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社CYLOOKから株式会社REJECTに社名変更を行ったことも併せて発表しま…
耳鼻咽喉科領域の難治性疾患に対する再生医療の実用化を進める「ReeNT」が資金調達
2022年10月21日、株式会社ReeNTは、資金調達を実施したことを発表しました。 ReeNTは、2014年から東京慈恵会医科大学で臨床研究が行われている「鼻腔粘膜細胞シート」をヒトに移植する医療の…
乗り捨て料金が完全無料の片道専用レンタカーサービス「Simpway」が東京-大阪間でスタート
2022年3月22日、Pathfinder株式会社は、「Simpway(シンプウェイ)」を東京-大阪間で開始したことを発表しました。 「Simpway」は、乗り捨て料金が完全無料の片道専用レンタカーサ…
自動でピントを調節するオートフォーカスアイウェアを手がける「ViXion」が資金調達
2025年5月30日、ViXion株式会社は、資金調達を発表しました。 引受先は、合同会社Spotlightです。 ViXionは、オートフォーカスアイウェア「ViXion01」シリーズや暗所視支援眼…
落とし物クラウドを提供する「find」が7億円調達
2024年12月2日、株式会社findは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 findは、落とし物クラウド「find」を提供しています。 交通機関や商業施設などでの落とし物管理業務に…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集