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2022年5月24日人流のリアルタイム計測など画像解析AIを開発・提供する「Intelligence Design」が資金調達
2022年5月19日、株式会社レスターホールディングスは、CVCファンド「Restar-SBI Innovation 投資事業有限責任組合」を通じて、Intelligence Design株式会社に出資を行ったことを発表しました。
Intelligence Designは、AI画像認識技術に強みを持っており、画像認識AIを搭載したシステムの設計・構築や、ビジネスで利活用しやすいAIプラットフォーム「IDEA」シリーズの提供などを行っています。
「IDEA」シリーズとしては、以下の5つのAIサービスを提供しています。
・交通量調査の自動化「IDEA counter」
・画像認識モデルの生成「IDEA generator」
・AI運用プラットフォーム「IDEA platform」
・画像補正の自動化「IDEA scan」
・文字認識の自動化「IDEA ocr」
「Restar-SBI Innovation 投資事業有限責任組合」は、株式会社レスターホールディングスと、SBIホールディングス株式会社の100%子会社であるSBIインベストメント株式会社が、2021年7月に共同で設立したCVCファンドです。
DXと医療・介護分野を中心に中長期的な視点で戦略投資を行っています。
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AI技術は様々な領域で活用されています。特に画像解析に関しては応用範囲が広く研究が進んでいる領域のひとつです。
たとえば、新型コロナウイルス感染症が流行し、感染症対策のために人混みを避ける必要が生じましたが、AIによって画像・映像を解析することで、リアルタイムに混雑状況を可視化・数値化するシステムが提供され、様々な場所に導入されています。
また、こうした画像・映像解析は、小売店などの店舗の顧客分析などでも活用されています。
すでにAIはデジタル活用において非常に大きな役割を果たしており、今後さらに活用する企業が増えてくると予測されています。
Intelligence Designは、このAIによる画像認識の分野で強みを持っています。
たとえば、提供する「IDEA counter」は、IoTカメラによって特定の場所の交通量調査を自動化するソリューションです。歩行者の人数、属性などが推定可能で、渋谷センター商店街や、コミュニティバスなどに導入されています。
また、カメラにエッジAIを組み込むことで、通信コストを低減させていることも特徴です。
エッジAIとは、サーバーではなく、端末側で動くAIのことです。IoT端末などはそれほど良い性能の計算機能を有していませんが、この限られたリソースでも動くというのがエッジAIです。
エッジAIは非常に重要な技術で、たとえば自動運転車が安全に走行するには、高性能なエッジAIが必要となります。というのも、エッジAIを搭載せずに、サーバー側のAI(クラウドAI)だけで判断を行う場合、通信が不安定になれば事故につながりますし、コンマ単位の素早い判断を行うことが困難となってしまうからです。
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